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第39話

狼さんのメイドさんになった後。
「おい!お前ら!!大変だ!!3年の雛先輩と天毬先輩がメイドやってるぞ!!」


文化祭当日の朝、準備をしていた時に響く声。


「うっそだろ…!?」


「お〜?なんか騒がしいけど楓馬なんでか知ってるか……って、また顔怖くなってんぞ…」

鈴木が呆れた顔で楓馬のふくらんだほっぺたをつっつく。


「やっぱり皆が見るなんて嫌だ〜」


「雛さんのことだなこりゃ…」


朝学校に来た時から雛のメイド服姿は噂になっていた。
姿を見た人は揃って可愛すぎる、天使だなどを言っている。


(ひなさんが可愛いのは当たり前〜…)


嫉妬深いのは相変わらず。

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文化祭が始まり、一般の方が沢山来て賑やかになったのだが。


「あの人男子…!?可愛い…」


「俺男の方が好きなのかも……」


通り過ぎる人たちが口を揃えて言う。ひなさんと天毬さんのことだろう。


「あ〜集中できない〜」


「おいおい、ちゃんとしろよ?俺今から自分のお店手伝いに行くから……あ、雛さん達のお店すっげー人並んでるらしいよ」


「っ、それは聞きたくなかった〜」


鈴木は何気なく言ったのだろうが、その言葉がとどめになってしまった。
行くしかない。


「ひなさんが気になるので一回抜けます〜」


「え〜!?楓馬目当てで来てる人多いのに!!」


「う〜ん……あ、皆〜俺少し抜けるけどまた戻ってくるから待っててね?」


お願いっと手を合わせてお客さんに言う。


『もちろん待ちます!!』


女子のお客さんが一斉に言うが、そんなことなんてどうでも良い。だってひなさんが一番気になるんだから。

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▽▽
(楓馬のやつほんとひなさんのこと好きだよな〜)


鈴木は今朝のことを思い出していた。


(後でポッ○ーやるか……って、仕事しないと)


「たい焼き売れてます〜!!是非見てください〜!……っあ!?」

お客さんを呼ぶためにチラシ配りをしていた時、ドンッっと人にぶつかってしまう。


「つ!すみません!大丈夫ですか?……え?そんなに痛かった…!?ごめん!」


ぶつかった人は涙を流していた。高校生だろうか。


「…いえ、大丈夫です。これは違うので…。こちらこそごめんなさい…」


「ええっと……なんでかわかんないけど…取り敢えず涙拭いて?ほら」


優しくハンカチで拭ってあげる。


「ははっ…ありがとうございます。……あ…これ洗濯して返します。……お名前聞いて良いですか?」


「気にすんな気にすんな。…俺?俺は鈴木。鈴木こた。お前は?」


「琥珀。高校生です……こたさんですね」


「琥珀か…良い名前だな。…まぁ無理はするなよ?またいつかあった時話聞いてやるよ」


この出会いから鈴木の運命が変わる。



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▽▽

(わ〜…本当に沢山並んでる…)

ざっと20人くらいだろうか。教室の外に列を作っている。

入れるか心配になり、少し様子を見る、と受付の先輩に言うと、何を察したのかすぐに入れてくれた。


中に入ると紅茶やお菓子のいい匂いがする。


「あっ、ひなさん〜」








「っ…!いらっしゃいま…せ……ぇ!?」










ひらりとスカートをなびかせて振り向いてくれたひなさんは、俺を見ると顔を赤らめた。














存在が薄いと思われた鈴木が!!こちらは書くか書かないかまだ迷っています…。
受けちゃんのメイド服凄く好きです。
いつもいいねありがとうございます!!
次回も文化祭編です。