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第9話

狼も困る時は困ります。🔞
俺は最近悩んでいることがある。
ん〜、悩みって言うのか?いや俺は凄く嬉しいんだよ、幸せな悩みってやつ?

それは…

ひなさんが無自覚でエロい……。

最初から無自覚で誘う才能があるとは思っていた。自分から口でしてくれたし、自分で慣らしてるからとか、一緒にイキたいとか…。
そりゃぁ好きな人が目の前で気を許してくれてるのだから、襲いたいに決まっている。だがひなさんのため。ひなさんの全てが大好きで、大切にしたいから。無理なことはさせたくない。

「健全な男子にはキツイんです〜」

静かな図書館で小さく響く言葉。

「あれ、今日は愛しの雛さんと一緒じゃないんだー?」

「っ!雨月〜…」

雨月は気の合う親友で、多分俺とひなさんが付き合っているのを察しているのは雨月と秋季さんくらいだ。理由を説明しなくてもいつも理解してくれる。

「…雛さんのことで悩んでる時の楓馬は分かりやすいからねぇ」

「だって〜。もうこの際言っちゃうんだけどさ?ひなさんずっごいエロいの…無自覚の誘いってやつ?俺止まんなくなっちゃうから…」

「えー?無自覚って一番嬉しいじゃん?本当に相手のことを求めてるから言ってるんだからさ」

「そうなの!だからすごい嬉しいの〜嬉しいんだけど、誘われて俺ひなさんのこと抱き潰しそうで…」

「ぜーたくな悩みだこと。俺だったら抱き潰されてもいいけどねぇ…」

「だめ〜!ひなさんの可愛い所ずっと見てたいから、意識がないままやるなんてレイプっぽくて嫌…」

そこが一番の問題だ。楓馬は雛に気持ちよくなってほしい、だが雛の誘いで自分ががっついてしまって負担をかけさせたくない。
でも雛の誘いを断りたくない。そんなことばかり考えて頭がぐるぐるする。

「あはっ、楓馬は面白いねぇ。まぁ、そういうのは本人に聞くほうが良いと思う、無自覚だから少し困惑すると思うけどね」

「雨月が言うなら………うん、頑張ってみる。じゃあそろそろひなさんと約束してる時間だから」

楓馬は雨月にお礼を言ってひなの元へと向かった。今日は久しぶりにお泊りの日だ、ひなの無自覚な誘いがまたあると思うが、それも楓馬にとっては興奮材料。襲うのを我慢して雛に自分の気持ちをちゃんと伝えようと決めたのだった。






▽▽

「…ははっ……自覚なしはお互い様じゃん…」

自然と涙が溢れる。自覚がないとしても好きだった人に好きな人の恋愛相談なんかされたらたまったものじゃあない。

「ごめん、雨月。少し遅れた……っ!」

「ひゅう…が…どうしよう…これ止まんない…っ」

–ギュウッ–

「ごめっ…ごめん…ひゅうが……あと少しだけ抱きしめて…」

「お前が落ち着くまでこうしてやるよ」

涙を止めてくれるのはいつも晴向だよなぁ…

「…なぁ雨月。俺のこといつになったら見てくれんの?」

「ぁ…え?」