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第99話

貴方を追いかけて。


街中を歩くといつも目を引くものがある。


それはとてもキラキラと輝いていて…ガラス越しからも分かるその美しさに誰もが見惚れるだろう。


俺はこれを買うのが目標だ。


(ひなさんにきっと似合うだろうな…)


白くて綺麗な肌にはどんな形のものが似合うだろうか。







いつか必ず…








その綺麗な薬指に指輪を__





楓馬
少しずつお金貯めないと


日本ではまだ同性婚は認められてないけれど、いつか必ず認められる日が来るから。


フライングかもしれないけれど、指輪を先に渡して思い切り抱きしめたい。


抱きしめて"愛してる"って何度でも言いたい。


ひなさん、貴方の笑顔が好きです。
頑張ってる真剣な顔だって、キスをすると頰を赤らめて照れる姿も好きです。
俺がずっと支えるから。


俺のお嫁さんになってほしい__


指輪を買えるまで頑張ろう。

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▽▽


明日は特別な日だ。

楓馬
ひなさん〜、明日は何の日か覚えてますか〜?
もちろん!
僕達がお付き合い始めた日だよね〜っ
楓馬
正解〜
ん…♡♡


可愛らしい答えをするひなさんにキスをする。


6月10日は俺達が付き合い始めた日。
楓馬
あの時は…って、今もなんですけどかなり余裕なくて…怖い思いさせちゃいましたね…
ううん、ふぅ〜君に壁ドン?された時は驚いたけど、ふぅ〜君だからいいのっ
楓馬
俺だから良いって…本当にひなさんは俺が喜ぶこと知ってるんですから〜
えへへっ、本当のこと言ってるだけだよ?
楓馬
そこが可愛いんです〜!!


あの日から1年か。


色々なことがあったなぁ。


初めてのお誘い、文化祭、誕生日、喧嘩、デート…。


ひなさんとの初めてのことが沢山で、上手くいかないことも色々あった。


今年も色々なことがあるだろう。でも次はもっと深く、ひなさんのことを知れるように。

色々なことがあったね〜っ、これからもふぅ〜君と過ごせると思ったら楽しみだっ
楓馬
俺も楽しみです〜、沢山デートしたいですね〜
デート沢山したいっ…!けど…
今年は就職活動もしなきゃ…保育所ちゃんと考えないとなぁ
楓馬
あ〜…

そうだ…ひなさんは4年生。
今年は忙しくなる年だ。


たった2年、2年違うだけでひなさんはまた違う所へ行ってしまう。


近づいたと思ったら離れて行く。いつになっても俺は"後輩"で、ひなさんは"先輩"。
楓馬
また…離れて行く…
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▽▽


ひなさんが卒業した高校生活はつまらなかった。図書館に行ってももうひなさんが来ることはない。
ひなさんがいなくなってから溢れる好きと独占欲。


毎日帰り道で電車を待つ時間に話すだけでも幸せで、廊下を歩いている時に目が合えば手を振ってくれるのも嬉しかった。
高1の秋、俺は恋をしていることに気付いた。気づかれないように過ごすのは大変だったけれど、貴方の笑顔を見ると抱きしめたくなる。
男が男に恋をするなんて漫画でしかないと思っていたけど、"好き"になれば気づかされるもので。
あぁ、同性でも好きになるような魅力をひなさんは持ってたんだなって気づかされた。


あと2年もこの生活を続けないといけないと思うと、大学でひなさんが取られるんじゃないかと不安になる毎日。
高校生と大学生なんて、なかなか会えないし勉強のペースだって違うから告白してもきっと断られる。


なら大学生になってから告白?


(っ…!)


急いで大学パンフレットを開く。

楓馬
ここだ…


ひなさんが行った大学は俺が行きたい保育大学。


ねぇひなさん、俺が同じ大学行くって行ったら…待っててくれますか?


また「お疲れ様」、「一緒に帰ろう?」って言ってくれますか?


少しでもひなさんの隣にいられるように__


大学に行っても、2年しかそばにいることはできないけど…それでも…








貴方の側にいたいです__








目標の為にひなさんに送ったチャット。




⚫︎俺、ひなさんの大学行きます。待っててくれますか?⚫︎


⚪︎もちろん!ずっと待ってるよ。また一緒に帰ろうね⚪︎




(っ…)


楓馬
あと2年かぁ…
楓馬
長い…なぁ…


チャットの返事を見ながら自然と涙が溢れる。


あの日から2年…色々頑張ったなぁ…。


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▽▽


ひなさんが就職活動して…保育士になったら…もう大学では会えないし、いつ会えるかわからない。

楓馬
また待たないといけないのかぁ〜…
…ふぅ〜君っ


一人で考えていた時、ひなさんが真剣な顔でこちらを向いてきた。


楓馬
どうしたんですか?
あのっ…その…
楓馬


少し頰を赤らめてから、深呼吸をし気持ちを落ち着かせて話す。


今年は僕就活生で…忙しくて…本当は沢山ふぅ〜君に甘えたいっ
でも…!それじゃダメで…自分で考えないといけない時もあるからっ…ふぅ〜君とずっといたら甘えすぎてしまうし…
だからね…!
楓馬
わっ…!


ぎゅぅっ!!


思い切り抱きしめられる。
あと少し待ってて?
それでっ…ちゃんと就職して僕が保育士になれたら…
一緒に暮らしませんか…?
そうしたら…仕事忙しくてもふぅ〜君の顔見れて幸せだしっ…
楓馬
っ…!!


俺がずっと言いたかった言葉。


けれどひなさんに迷惑かけたくなくて言えなかった。


まさかひなさんから言われるなんて。


そんなの…



楓馬
ひなさん…!
ん♡♡ちゅ…♡♡…は…ふ♡♡んぅ♡♡


嬉しいに決まってる…!!


嬉しすぎて深いキスをしてしまう。
楓馬
っは…本当にいいんですか?
うんっ、ずっと一緒に住みたかったから
それに…僕もずっと待ってた…
楓馬
…っ!
だからあと一年だけ、就活終わるまで待っててくれませんか…?
楓馬
もちろん…っ
えへへっ…やったっ
楓馬
〜っ…凄く嬉しいです…
ん♡♡


思い切り抱きしめて、キスをする。


どうしよう…嬉しくてどうにかなりそうだ。


あと一年が楽しみになった。


もう離れない。ずっと大切な人と一緒だ。


楓馬
絶対毎日笑わせるから
〜っ♡♡
楓馬
ん〜?ひなさん顔真っ赤〜
だってっ…ふぅ〜君かっこよくて…っ
楓馬
っあ〜、可愛い…
楓馬
ねぇひなさん…




あぁ、今日は本当に幸せだ。








楓馬
抱いてもいいですか?
っ♡♡いいよ?







100話カウントダウンです〜!!
次回100話です!!!!早い…!!茶々丸さんも小説を書き始めて来月で一年経ちます。
楓馬の過去も深く書くことができて良かったです。記念日と現実世界の日にちズレててすみません〜!!
次回はえちえちです。
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次回もお越しください〜!!