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第90話

覚えていますか。*°


沙鶯に出会ってから、自分の思っていることをお母さんに伝えられるようになった。


家から通えるからとお母さんに進められていた近くの大学を拒否し、自分が行きたいと思った少し遠い大学に行くことにしたし、1人で生活することも経験したいからと一人暮らしをすることを決断した。


もちろんお母さんは怒ったけど、人に進められてたことをやっていくだけの生活はもう嫌だから。


間違った道に進もうとしてたつぐみに正しい道を教えてくれた。


もう迷わない__


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▽▽


ピンポーン__


月に一度、実家から届くもの。



またリボンが付いてる…


首元にリボンの付いたシャツと、ワイドパンツ…オーバーオール…可愛いくまさんの印刷されたTシャツ。
そして髪に付けるリボンと、女の子用の可愛いパジャマ。


一人暮らしをするのと条件に可愛い服を着て過ごせと言われた。


"服が届いたら必ず着て写真を撮ること"


もし様子を見に来た時に服が捨てられていたら実家から通わすと言われているので仕方ない。


(まぁ…慣れてるし)


スッと服を脱ぎ、新しく届いた服に袖を通す。
そして髪を整えてリボンを付け、姿見で全身を見る。



…いつ見ても女の子みたい


沙鶯は…可愛い女の子が好きなのかな?


つぐみ男だけど、振り向いてくれるかな?


服を着るといつも沙鶯のことを思う。
でも…こんな服着てたらやっぱりおかしい…?


考えすぎないようにしよっ…


内緒でシンプルな服を買えば済む話だけれど、バイト代で生活をしているからなかなか買えない。


服代が浮いたと思うようにしよう。


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▽▽


ふぅ…


学校でも女の子みたいな服を着ている。


最初は皆も驚いていたけど、慣れれば馴染むもので、可愛いとか女の子より似合うとか言われる程度で済むようになった。


講義も終わり席を立とうとした時、声をかけられる。
雨月
鶇おつかれ〜お昼一緒にどう?
っ!雨月!おつかれさま。うん、一緒に食べるっ


雨月とは学部は違うけれどオリエンテーションの時に仲良くなった同級生。


雨月もお話しを聞いてくれる優しい友達。


雨月
あ、そうそう〜今日は他にも一緒に食べる人がいるんだけど、大丈夫?
っ?うん、つぐみは大丈夫


今日はつぐみ以外にも食べる人がいるらしい。


晴向のことかな?でもそうだったら晴向と食べるって言うか…。


雨月と一緒に食べるという人達が待っている場所へ歩く。


雨月
あっ、いたいた、おつかれさまです〜
晴向
おつかれ…お、鶇も一緒か
おつかれさま〜!今日は沢山だ〜!
こた
そうですね〜って…おい、琥珀顔近ぇよ
琥珀
だってこたさんが可愛いんですもん〜。あ、おつかれさまです


つぐみの知らない人ばかり…


だけど皆優しそう…


えとっ…つぐみです…宜しくお願い…っ!!


挨拶をしようとした時…








見つけた__








沙鶯
本当…今日はいっぱいいますね
っ!…さおう…
沙鶯
え?



ずっとお話ししたかったつぐみの運命の人__



こた
ん?知り合いか?
沙鶯
えっと…?
あ…えっ…と……つぐみ…高校生の時に沙鶯に助けてもらった…ホテル行こうとしてたのを…
沙鶯
高校生の時に…
沙鶯
あ〜!ラブホの〜!!
こた
んぐっ!?声でけぇーよ!
っ…!!


覚えててくれた…!!


嬉しくて沙鶯に近づいてしまう。


どきどきっ…




あ…この胸がきゅってなるやつ…初めて会った時と同じ…!!




あの時はありがとうっ…つぐみ…もう変な人に付いて行ってないよっ
沙鶯
良かったです。あの時たまたま見つけてもしかしてって思って…話しかけてて正解だったよ〜
あのっ…


話せる機会なんて殆どない。だから今日、ちゃんと伝えたい。


深呼吸をして…目を合わせる。


お昼食べ終わったらお話ししたいことがあるの


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▽▽


お昼ご飯を食べ終わり、沙鶯と2人きりになる。


トク…トク…


心臓の音が身体に響く。
沙鶯
まさか大学が同じになるなんて…びっくりです
っ!つぐみもびっくりしてる
この大学も自分できめたんだよっ?沙鶯のおかげっ
沙鶯
え〜?俺そんなに良いことしてました?
っ!つぐみの話気持ち悪がらずに全部聞いてくれた!
それに…沙鶯が止めなかったらつぐみ…変なことばっかりするような人になってたかも…
沙鶯
あの時ギリギリでしたよね


あの時、お兄さんとホテルに入っていたらどうなっていたのだろうか。


もしかしたら気持ちいいことを求めて色々な人とシていたかもしれない。


沙鶯が、止めてくれたから…
本当に、本当にありがとうっ…


ずっと言いたかった言葉。


気持ちをちゃんと伝えると、沙鶯は照れくさそうに笑った。


沙鶯
あはは、つぐみさんが変な道にいかなくてよかったです
沙鶯
でも2年前のことなのによく覚えてましたね。名前も…
っ!だって好きだから!
沙鶯
ん?
あっ…


勢いで好きって言ってしまった…!


どうしようっ…でも…伝えないとわからないことだってある。
待ってるだけじゃだめだ。


ちゃんと…伝えよう。

…あの時…つぐみの話を親身になって聞いてくれた時から…
ずっとずっと好きなの


頑張って想いを伝える。


緊張で身体が震えてしまう。


けど言えたっ…2年間秘めてた想い。


えっと…返事は今じゃなくても…
沙鶯
…ごめんなさい
……え


ドクンッ…


心臓が大きく鳴り、サーッと血の気が引く。


あぁ…やっぱり女の子が好きなのかな。
もうお付き合いしている人がいるのかな…。


沙鶯
…俺…叶わない恋だって分かってるんですけど…好きな人がいて…
沙鶯
でもその好きな人は…もう付き合ってる人がいるんです…。一緒にお昼食べたこたさんって人なんですけど…
っ!


こた…男の人だ。


じゃあ沙鶯も叶わない恋をしてるの…?


つぐみも…沙鶯に叶わない恋をしている。
それだけで諦めなきゃいけないの…?




そんなの…


沙鶯
だから…ごめんなさ…
嫌です…
沙鶯
っ!


"あきらめたくない"


その気持ちが溢れ出す。


沙鶯はこたに叶わない恋をしてる。








だったら…








だったらつぐみも…叶わない恋でも……諦めたくないから…!!



つぐみも…叶わない恋します…
沙鶯
っ!えっと…
沙鶯に、つぐみのこと可愛いって言わせます
側にいてほしい存在って思わせます
つぐみと…っ


緊張と不安と悔しいと恥ずかしい気持ちが混ざって涙がぽろぽろ溢れる。


こんな顔見られたくないけど、言わないと…!!








つぐみとっ…恋人になりたいって思わせます…!!










2年間…貴方のことをどれだけ想ったことか。


ごめんなさいの一言では終わらせない。


つぐみは諦めません

もし…つぐみが諦めなかったら…











好きになってくれますか…?










つぐみは沙鶯のことが大好きです。










この日から、沙鶯を振り向かせる為に毎日頑張ることを決めた__












一応さおつぐ出会い編は終わりです〜!!
これからはつぐみが沢山頑張る頑張れつぐみちゃん編です。見てくださると嬉しいです…!!
次回は晴雨ですよ…!!

そして少し雑談を…。

雛達の身長についてです。少し書いていたシーンもあると思うのですが、まとめてみますね。

雛 170cm
楓馬 183cm
雨月 175cm
晴向 185cm
こた 170cm
琥珀 180cm
鶇 165cm
沙鶯 181cm

です!!鶇は男子の中ではとっても小さいです。そして晴向はデカい…デカいのに皆に優しいお世話やき…。

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次回もお越しください〜!!