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第51話

狼さんは暖かい。
皆が学校に行っている時間に家にいる、少し不思議な感覚。
時間はお昼の1時。



(うぅ〜……頭がんがんする…)



久しぶりに風邪を引いたから、風邪の感覚を忘れていた。こんなに辛かったっけ。


重い身体を起こして、熱さまシートを貼り、薬を飲もうとした時、薬がないことに気づいた。
薬がないと辛いから大変、どうしよう…














「疲れた時とか、辛い時はいつでも俺を頼って下さい〜、俺はひなさんの恋人なんですから」














少し前にふぅ〜君が言ってくれた言葉。
ふぅ〜君に風邪移したらいけないのに、すごくふぅ〜君に会いたい。
昼食休憩の今、電話をすることにした。









プルルルッ__…プルルルッ











「っ!もしもしひなさん!?風邪大丈夫!?しんどくない?何か欲しいものありますか?」



電話が繋がったと思ったら、ふぅ〜君が沢山質問してくる。声を聞くだけで安心するな…。



「ケホッ…心配ありがとう……頼みがあって……薬を買ってくれないかな…?」


「分かりました、症状は?」


「えっと…喉の痛みと少し咳、あと頭痛と怠さが…」


「了解です〜、その症状に合った薬買います。この調子じゃご飯も食べれてないか…少しお粥とかの材料も買って作りますね」


「ありがとう……コホッ」


「あとは何か必要なものとかありますか?」


「……えっと…」


「遠慮せずに言って下さい〜」












「ふぅ〜君が側にいてほしい…」


「…え"!?」


「ふぅ〜君に抱きしめてほしいっ……風邪移っちゃったら大変だけど…」


「っ!!はぁ…風邪引いてるのに可愛い……まだ講義があるから夕方駆けつけます。それから側にいてあげますから、ゆっくり寝ていて下さい」


「ん…ありがとう…じゃあ」



電話を切ったあと、とても安心した。ふぅ〜君が来てくれる。
抱きしめてくれる…早く会いたい。

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「…ねぇ、鈴木。恋人が風邪を引いている時にキスしてもいいと思う〜?」



講義が終わる数分前に、コソコソと鈴木に話しかける。



「おいおい…ひなさんのことも考えろよ…しんどいのに…」


「う〜ん、そうだよね〜。さっき抱きしめてほしいって連絡がきたから会ったら制御できないかも…」


「そこをなんとかするんだよ……俺も今日は用事があるから急いで帰らないと」


「用事?」


「うん、…琥珀……大学でいっつも待ち伏せしてる奴な。あいつも熱出したらしくて、親が出張中だから俺が看病しに行く」


「そんなに仲がいいなら付き合えばいいのに〜」


「っ!?ばぁか、俺もまだ好きとかわかんないんだよ…」


「見てるこっちが焦ったいんだけど〜」


「〜っ、俺のことはいいんだよ。今は雛さんの心配をしろよ」


「朝からずっと心配してます〜」







『今日はここまで、復習しとけよ』



講義が終わる合図。
ノートを鞄に入れ、講義の部屋から出る。



「じゃ、鈴木また明日〜」


「おー、ひなさんに優しくするんだぞ」


「鈴木も襲われないようにね〜?」


「〜っ!!」



急いでドラッグストアへ行き、薬と飲み物を買い、近くのスーパーでお粥の材料を買った。



(ひなさん、大丈夫かな〜…)



早く抱きしめたい。今日の朝からずっと思う言葉。

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ピンポーン__



「ひなさん、来ましたよ〜」









ガチャ__






「ぁ…ふぅ君っ……ケホッ…お疲れ様、来てくれてありがとう……上がってっ」



ドアを開けて出てきてくれたひなさんは、熱で頰が赤くなっていて、少し咳をしていた。


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ベットに2人で座る。
楓馬
朝連絡来た時はびっくりしましたよ〜
えへへっ……僕もこんなにこじらせるとは思わなくて…
楓馬
…ひなさん









ギュッ




ひなさんを優しく抱きしめて、おでこにキスをする。










楓馬
しんどいのに1人で寂しかったですよね、ひなさんが寝るまで今日はずっといますから
っ…うんっ、ありがとう…
ふぅ〜君暖かいっ…
楓馬
〜っ!!…可愛い……けど、今日はゆっくり休んでくださいね?今からお粥作るので横になってて下さい
分かりました…っ
楓馬
あはは、なんで敬語〜













次回は若干えちえち入れます。
多分次回で風邪編は終わりです!!
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