ふぅ〜君と付き合って1ヶ月。
僕達は相変わらず仲良しで、保育士になるために日々勉強している。
付き合ってからはお泊りもしたし沢山キスもした。けど…それ以上の深い行為はしていない。
ふぅ〜君はひなさんを大切にしたいからって言ってくれてるけど、本当は色々したい…んだと思う。
だから僕から頑張って誘ってみることにした。僕だって好きな人とはしたい…。
「ふぅ〜君、今日僕の家に来ない?今度ある保育実習の時用に製作するパペット作り手伝ってほしいんだ、不器用だからって友達に頼まれたのも何個かあって」
雛は家事が得意だ。勿論裁縫も。だが友達にパペット作りを手伝ってと頼られて10個も作るのは裁縫上手な雛でも限られてる時間で作るのは難しい。パペット作りが大変なのは本当で、楓馬に手伝って貰おうと思っていたので、家に誘う理由としては丁度良かった。
「良いですよ〜俺もその時自分のパペット作ろ〜」
楓馬は嫌な顔せず承諾してくれた。
夕方。
雛の家に着いた2人は早速パペットを作り始めた。楓馬も手先が器用なので、2人で手分けして作れば3時間もかからず完成する。
パペットを作りながら雛はとても緊張していた。
どうやって言おう…誘うって結構恥ずかしい…など、ぐるぐると色々なことが頭の中に浮かび上がる。
「自分のやつとひなさんの友達のもできたよ〜!」
「へぁっ!あっできたんだ!ありがとうっ!って凄い、色々なフェルト使って動物の顔作ってる」
「えへへ、でしょ〜フェルトが余ると勿体ないから可愛いくしちゃった〜」
「ふぅ〜君は凄いなぁ〜。僕もあと少しでできるからちょっと待ってて!終わったらお茶用意するから」
考え事をしていたので少し手が遅れていた。
急いでパペットを縫い合わせ、雛も自分のと友達のパペットも無事作り上げることができた。
「ふぅ。お疲れ様、今日は急にごめんね。パペット作り手伝ってくれてありがとう」
「気にしないで下さい〜、ひなさんが皆に頼られてるのは知ってますから」
「へへ…あっもう8時だ。明日休日だし今日は泊まってって!お風呂も用意できてるから先にどうぞ!」
「わっ、良いんですか?じゃあお言葉に甘えて。お風呂も失礼します〜」
楓馬はそう言うと、お風呂場へ向かった。
楓馬が上がり、それに続いて雛もお風呂へはいる。
今週も良く頑張ったなと湯船に浸かりながら心の中で思う。今日はふぅ君にパペット作り手伝ってもらったし…
「っ!?」
忘れていた、今まで完全に。今日は自分からふぅ君を誘おうと思っていたことを。バクバクと心臓の音が高鳴る。
(あ…そうだ、中…一応綺麗にしとかなきゃ)
雛は1人でする時、自分の中をいじっていた。楓馬のそれで突いてもらう想像をしながら。だから中をいじる時の痛みは感じなかった。むしろ気持ちいい…。
焦りながらお風呂から上がると、楓馬はベットの下で座っていた。
「あっお帰りなさい〜」
「ただいま?かなっ。麦茶いる?」
「ん。いる〜」
雛は麦茶を用意し楓馬の前へ行く。
–ギュッ–
楓馬が雛を後ろから抱きしめた。
「!?ふぅ君?」
「ごめん…ずっと2人っきりだったのにパペット作りで触らなかったから。」
「っっ」
「ねぇ、パペット作り頑張ったから、キス、しよ…?」
「うん、いいよ…」
やっぱりふぅ〜君とのキスは気持ちいい…でももっと…その先も…。
はぁっ はぁっ
楓馬が余裕のない顔で近づいてくる。
楓馬のそれが中に入ってくる。
甘い音を立て溶けそうなキスをする。
初めてされたキスとは違う、優しく愛おしいキス。
どちらのかわからない唾液が舌先に糸を引く。
キスをし緊張がほぐれ楓馬のそれが奥へ進んでいく。
ふぅ〜君のが全部はいった…少し苦しいけど熱くて気持ちい…
ぬちゅぬちゅっと雛の中を行き来する。
次回は達したりしてます((
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。