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第101話

本当は伝えたかった。*°


最近、誰かに見られてる気がする。


歩いている時につぐみと同じペース歩く人の足音が聞こえるし、この間は家の近くまで付いてこられた。
つぐみのこと女の子と間違えてるのかな…


確かにお母さんとの約束で毎月送られてくる可愛らしい服を着ているけど、身長だって女性より少し高いし、声だって声変わりしてもあまり変わらなかったけど少しは低いし…。
顔も知らない人に付いて来られるのって怖い…


今の状況をお母さんに言ったら実家から無理やりでも通わされるから言いたくない。


じゃあ友達に相談…?


ううん、皆つぐみより可愛いから襲われたら心配…。








ぁ…沙鶯。




沙鶯に相談してみようかな…








迷惑じゃないかな…。
でも言わなきゃ変わらないから、言ってみよう。


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▽▽


次の日、サークル活動の時間で少し早めに来ている沙鶯に相談しようと決めた。





ガラッ__




っ!沙鶯!おつかれさまっ
沙鶯
おつかれさまです〜


いつも通り挨拶を交わし、近くの席に座る。


横顔はいつ見ても綺麗で、夕陽に照らされた緑色の瞳がすごく綺麗。


少し気持ちを落ち着かせてから、声をかけようとした時…
…ねぇ、沙鶯…最近知らない人に後をつけられてて…それで相談にのっ……っ
沙鶯


(ぁ…沙鶯勉強してる…)



真剣な顔でプリントを眺める姿に邪魔をしてはいけないと口を閉じてしまう。


つぐみの話なんかで…勉強の邪魔したらいけないよねっ…

沙鶯
…ん?何が言いました?
ううんっ、なんでもない!



(つぐみだって男なんだから…これくらい我慢しないとっ…)



沙鶯にも…面倒くさがられたくないから。


我慢するのには慣れてるし…。

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▽▽


結局誰にも相談できず、大学の門を通る。
沙鶯にも相談できなかったけれど、沙鶯の迷惑にならなかっただけでも良かったと思う。






コツ…









コツ…










(あぁ…また…)



いつものように後をつけられている足跡が聞こえる。









コツ…








コツ…









コツ…!








コッ…コッ…コツ…






っ!?


なに…それ…!


だんだん早くなってくる足音。


いつもはこんなことないのに…!!











ガシッ。


腕を掴まれる。



















「捕まえた」



いやっ…!



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▽▽


沙鶯
…はぁ


最近、つぐみさんのことが気になってしまう。


毎日告白されるからとかじゃない。
笑顔を見ると可愛いと思ってしまうのだ。


それはこたさんの笑顔を見た時と同じ感情で…。


サークル後、廊下を歩きながらため息を吐く。



あれっ?沙鶯君いたの?


自分の気持ちにもやもやしながら歩いていた時、ひなさんと出会った。


俺の姿を見た途端、不思議そうな顔をする。
沙鶯
あ、おつかれさまです…何かあったんですか?
ううん、特に何もないんだけどね?いつもは鶇君いるから…
沙鶯
あ〜…そういえば今日先に帰っちゃいました
え…?理由とかは?
沙鶯
いや、聞いていません〜
あれ…でも不思議だなぁ…
沙鶯
さっきね?





__







誰かに手を引かれて歩いてる姿を見たから
てっきり沙鶯君かと思って
沙鶯
手を…引かれる…
梅雨入りして雨降ってて傘さしてたから顔見れなかったけど、沙鶯君かと思って…



そういえば…今日のサークル前、何か話したそうな顔をしていた。


つぐみさんは…何を話したがっていた…?













"知らない人に後をつけられてて"











沙鶯
…っ!!まさか…っ


あぁくそ!!なんであの時課題なんてしていたんだ。
あの時俺が話を聞いていれば…!!










離れてから分かる気持ち__










あの後…1時間連絡を続けたが返事はなかった。












101話目が暗い話になって申し訳ないです…!!
本格的にさおつぐ始まります〜!!
いなくなってから気づかされることってありますよね。いつも当たり前のように遊んでいた子と少し離れることになって、お昼休みにしか会えないと言う状況になった時、私も当たり前の有り難さに気がつきました。


次回もさおつぐです!!沙鶯が頑張ります!!


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次回もお越しください〜!!