あーマジ最悪...。
昨日のテテ。兄ちゃん。
テテは自覚なさそうだし、兄ちゃんは女の子のファーストキスを奪っておいて平然としてるし。
今日はテテと一緒に学校に行きたくないな…
私はいつもよりちょっと早く家を出た。
学校に着くと、隣の席のジョングクが机に寄りかかって寝ていた。
高校生になってからまだ一週間。
ジョングクとはあまり話したことがない。
強いて言うならテテを運ぶ時にちょっと話したぐらい。
教室には私とジョングクしかいないから結構気まずい。
ジョングクは再び机に寄りかかった。
言われてみれば、確かに泣いていた。
多分、昨日の色々が重なって疲れたんだろう...(意味不)
私とジョングクは屋上に行った。
春の暖かい風が桜の花びらとともに吹いていた。
私はテテと兄ちゃんにされたことを話した。
ジョングクはものすごくニヤニヤするのを堪えていたけど、
ガッツリニヤニヤしていた。
ジョングクはものすごく大爆笑した。
人が真剣に相談してんのにさ。
ジョングクと私は教室に帰った。
既に人はたくさん登校していた。
もちろんテテも登校していた。
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5時間目終了後。
屋上へ向かった。
ジョングクはベンチで昼寝をしていた。
ジョングクはにこっと笑った。
私はなんとも思ってないから、どうもしなかったけど、
もしジョングクファンがこれをみたらきっと鼻血を出すだろう。
ジョングクに誘われ、玄関へ向かい、学校から出た。
5分くらい歩いたところの狭い路地を進み、
その路地の先にあるアパートの端っこの部屋に入った。
ジョングクの別荘?にはWiFiやテレビ、布団など、生活に必要なものが揃っていた。
私は布団に包まって眠った。
起きた時には既に日が暮れていた。
ジョングクは冷蔵庫を開いて、物色し始めた。
ジョングクのキラキラした目が私を見ていた。
ジョングの別荘にあるものでササッとお好み焼きを作った。
それをジョングクの前にだすと目がこのすごくキラキラした。
まるで弟ができたみたい。
私も自分で作ったお好み焼きを食べた。
なかなかうまい(笑)
私は手で顔を拭った。
ジョングクは私の唇を舐めった。
私の唇にジョングクの唇が重なった。
これ以上ここにいたら何が起きるか分からない!
さっさとトンズラしよう!!
私はさっさと家に帰った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!