学校の3時間目。
廊下に出ると、さっき保健室に行くって教室を出ていったテテが倒れていた。
よくわからないけど、テテを担いた。
めちゃめちゃ重い。
すると、後から走ってくる足音が聞こえた。
反射的に振り向くと、ジョングクが走ってきた。
ジョングクはテテをひょいと軽々担いた。
テテを担いだジョングクと一緒に保健室に行くと、ベットにそっと寝させた。
その後は保健室の先生に任せて授業に戻った。
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放課後、保健室に行くと、先生は八の字眉毛になっていた。
話を聞くと、テテの両親と連絡がつかないらしく、家にも返せないらしい。
すると保健室の先生は喜んで、お願いされた。
私は車椅子にテテを乗せ下校した。
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テテの家についたが、鍵がない。
困った!!
そうだ!!テテの胸ポケットに入ってる!
胸ポケットに手を突っ込むと、鍵が入っていた。
その鍵で家に入り、部屋のベットに寝かせた。
そして、保健室の先生に貰った冷えピタをテテのおでこに貼ろうと手を伸ばした。
テテは薄目を開けると、私の手を掴んだ。
テテは答えず、私の腕を引っ張った。
そして、私の首にキスをした。
テテは私の首を舐め始めた。
ジャイアンかよ!?
と、いつもの私だったらツッコむところだが、今は冷静でいられない。
テテはずっとキスを混ぜながら私の首を舐めまわしている。
なんか複雑な気分になっていた。
しばらく舐め回されているのに耐えていると、いきなりテテは力が抜けたように私に寄りかかった。
そして、私に寄りかかったテテに布団を掛け、ベットに寝せた。
私は足早に洗面所に向かい、首を洗った。
まさかのキスマークがついているではありませんか!?
学校に行く時、どうすればいいのよ~...
テテの元に戻ると、テテはぐっすり寝ていた。
私はテテのおでこに冷えピタを貼った。
きっとさっきは寝ぼけていたんだろう。うん。きっとそうだ!!
テテが熟睡しているのを見ていると、私までウトウトしてきた.......。
目を開くと、テテの布団を枕にして寝ていた。
私に先程、あんなことをしたテヒョンさんは珈琲を飲んでいた。
なぜか恥ずかしくなって、少し会話をして足早に家に帰った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!