俺は生徒会長に過去の話を始めた…

俺達は4人家族だった…

俺と妹と母親と父親

けど父親は、自分が気にいらないことがあるとすぐに怒り暴力を振るう人だった…

そして理不尽な人だった

俺は父親が大嫌いだった

でも俺は、弱くて非力なやつだった…

普段から理不尽な父親だったが…


ある時、俺が小学校から帰ってきた時のこと…

父親が珍しく早く帰って来ていた…


けど妹の泣き叫ぶ声が聞こえてきた…

俺はすぐに部屋に入る

と、俺は父親を一発殴る

弱くて非力な俺が初めて人を殴った

でも…これは妹を守るため

それからは、俺が母親と妹への暴力は全部俺が受けていた…

俺は強くなるためにヤンキーの人と仲良くなった

それから父親が暴力を振るおうとしたら俺が止める

もう…母親と妹には怪我をさせたくない

その時いきなり腹を殴られる…

妹と俺を抱き締めながら母親が言葉を続ける

と、土下座をする母親…

その姿は今でも鮮明に覚えている

父親はそう言って離婚届にサインをし婚約指輪を母親に投げ飛ばし出ていった…

何回も謝る母親…

俺は

と、言うばかり…

でも生活は苦しかった…

今の仕事では苦しく、夜の仕事も始めた母親…

俺は母親の姿を見るのが辛かった…

だから母親の仕事を少しでも減らすために自分も高校やめて仕事するっていったら

って怒られた…


だから母親の負担を減らすために家事を全部俺がするようになった…

だから…


夕飯を俺が作らないといけなかったのだ…

お言葉に甘えていいのだろうか…

でも…

こうして生徒会長が俺の家に通うことになった…

朱莉は嬉しそうだ…

でも俺の心が…