インターン最終日の朝。
事務所の空気は、
いつもより少しだけ静かだった。
サイドキックの一人が笑いかける。
軽口を返しながらも、
あなたの下の名前の胸は落ち着かなかった。
“インターン終わるまでに答えを”
あの夜の約束が、
ずっと頭の隅に引っかかっている。
昼過ぎ、
一区切りついたタイミングで、
ホークスが声をかけた。
窓が開き、いつものように風が吹き込む。
屋上に出ると、
雲ひとつない空が広がっていた。
ホークスが、いつもの調子で言う。
笑い合いながらも、あなたの下の名前の手は汗ばんでいた
今、言わなきゃいけない。
約束だから。
自分で決めたから。
でも、声が喉に突っ掛かって出ない
さりげない声色で、核心に触れられる。
わかっていた。だからこそ、怖かった。
思わず出た言葉に、自分で驚く。
ホークスは、少しだけ目を瞬かせた。
言ってから、風の音がやけに大きく聞こえた。
いつも笑って逃げてきた自分の癖を、
今だけ封印する。
苦笑しながら、胸に手を当てた。
風が、二人のあいだを抜けていく。
ホークスは、少しだけ空を見上げた。
短い相づち。
口元がゆるむ。
彼は、あなたの下の名前の額を指先で軽く弾いた。
とっさにツッコめたことで、少しだけ緊張がほどける。
ホークスの目が、ほんの少し真剣になる。
ホークスは、それ以上何も聞かなかった。
その代わり、
背中の翼が大きく揺れて、
いつもの軽い笑みが戻る。
風が、二人の笑い声をさらっていった。
数日後。
ホームルームのあと、「インターン報告会」
という名目で、
一人ずつ前に出て話す時間が設けられた。
相澤の一言で、教室の視線が一斉に向く。
教壇に立つと、心臓の音が耳の奥で響いた。
“みんなの前で言う”
ホークスと交わした約束が、背中を押す。
相澤の問いに、あなたの下の名前は深呼吸してから答えた。
ざわ、とクラスが沸く。
上鳴が肩を叩き、芦戸が目を輝かせる。
切島が身を乗り出す。
あなたの下の名前は、ほんの少し笑ってから続けた。
その一言で、教室の空気が少し変わる。
自分の手を、無意識に握りしめる。
戦闘の一場面が、頭をよぎる。
あなたの下の名前は、一度言葉を切った。
クラスの視線が集まる。
喉が乾く。
ここからが、本題だ。
飯田が真剣な目で見つめ、
お茶子が静かに頷く。
教室が、しんと静まり返った。
芦戸が「知ってたー」と小声で言い、周囲がくすっと笑う。
自分で言って、顔が熱くなる。
爆豪が、ふっと視線をそらす。
ぼそっとした声に、あなたの下の名前は苦笑した。
言いながら、自分に言い聞かせる。
それが、自分なりの答え。
ヒーローとしての未来と、
恋心を、
どっちか選ぶんじゃなくて。
両方抱えたまま進むって決めた。
少しの沈黙のあと、
クラスのあちこちから声が上がる。
切島が笑い、
お茶子が
「あなたの下の名前ちゃん、かっこいい」
と目を潤ませる。
飯田が、いつもの調子で腕を振り回す。
芦戸が抱きつき、
上鳴が「続報待ってるからな」とにやにやする。
あなたの下の名前は、照れ笑いを浮かべた。
少しだけ、先の夢を口にする。
教室いっぱいに、笑い声が広がった。
その中心で、あなたの下の名前の胸の中には、
風がひとつ、静かに吹き抜けた。
“みんなの前で言う”
約束は、果たした。
あとは――あの人に、ちゃんと届けるだけだ。
初めての宣伝交換です…✨
ありがとうございます!!
こちら、ヒロアカと、文ストのオーバークロスの夢小説です‼️‼️私何気に好きなんですよね…🫶🏿💭
なんと、ヒロアカの世界に生まれ変わるんです!!そして、A組に転入しちゃうんですよ😭💖設定細かいし、おふざけ要素満載でめためた沼りました
一話一話が読みやすくて、キャラが頭に入ってくるから没入感半端ないの‼️‼️だから、絶対見ておいで!!
最終話まであと11話です♡
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。