生徒を連れて廃ビルに入る
すげぇ呪いの気配すんだけど...特級だけじゃねぇだろ
雑魚共もウジャウジャいやがる
二手に別れて
その片方にもし特級が居たら対処出来ねぇ
ホンットにめんどくさい
それに地味に血の匂いがする......
上の奴ら...これも仕込んだな?ウザったりぃ...
すると、釘崎の背後からいきなり呪霊が現れた
ドシュッ__________と嫌な音が辺りに響く
......全く...
そう言う私の腕は
完璧に呪霊の心臓部位を貫いており
少しの時間差で呪霊は灰となり消えた
お、やっと私に暴言以外で話しかけてきた
てか口調悪ぃなこのクソガキ←
臭い、音、気配
この情報だけで、一発で呪霊の場所を割り当てる
呪霊は人を喰うんでね、血生臭ぇんだよ
見えてねぇのが分かってんのか知んねぇが
足音も隠すつもりねぇみてぇだし
この後、最上階以外に居る全ての呪霊を祓って...
って言うかほぼ一年坊が祓ったんだが
そして最後の最上階、今んとこ特級には会ってねぇ
...元から居ねぇとかねぇよな?
そう思いながら最上階のドアを開ける
.........居たな特級
そう言って前に飛び出そうとするが
私は虎杖のフードを思いっきり引っ張って止めた
とは言ったものの
私にはアイツの姿も見えねぇ、勿論術式も
・・・・・・・
だから、自分で体験するしかない
目を瞑って呪力の流れを探る
全身に神経を集中させ、その気配で相手の姿を視る
さぁ......お前はどんな形だ?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。