今日、家のヤツらに呼ばれた
ハッキリ言ってクソめんどくせぇ
今まで私の邪魔ばっかりしてきた奴らが
今頃なんの用で私を呼び出す必要がある?
あ"?
筋がなってねぇなぁ?
男だろ?なに女の一言でビビってんだァ?あ"?
......はぁ...無理だ
家の前に来るとどうしてもイライラする
......あー、気持ち悪ぃ
急に背後から聞こえてきた声
...この家のモンで関西弁......アイツしかしねぇな
向き合ってニコニコしながら話す
ほらぁ、さっさと行けよクソ狐
うちの補助監督が怯えてるだろぉ?
猫被りの化け狐に用はねぇんだよ
ほーん......?
ま、無呪力者は無理だろうけど
そうだなぁ__________
こうして縁側でバチバチと火花を散らしていると
流石に時間が迫っていたのか
うちの補助監督が間を割ってきた
震えながらそう言われた
はぁ......これくらいで怯えんなよ
そんなんじゃお前五条の相手も出来ねぇぞ?
なっさけねぇな
「『...さっさとぶち殺してぇ/殺したいなぁ』」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。