〖あなたside〗
それはね、政府が逃してしまった犯人達を確保する仕事を私たちと一緒にやるのが条件
その犯人たちの情報は、国家秘密となってるから、それを外部に話すのは勿論NG!家族や友人にも話すのはNGだよ?
そして、特殊訓練を受けてもらうことになる
この条件でも、のんでくれる?
え??
数分ぐらい沈黙が続いた...
その沈黙を破ったのは、アーヤだった。
ど、どういうこと...?
政府?犯人?国家秘密?特殊訓練?どういうことだ!?
近い言葉で表すなら、『政府公認の探偵チーム』や、『政府公認の暗殺者』なんかが当てはまるかな?
だから、どういうことだ!
若武!!
Σ( ˙꒳˙ ;)ビクッ
これ以上は、引き受けてくれない限り言えないよ...
みんな戸惑っていた...
そりゃ、誰だって戸惑うよね...
みんな。
俺は、この話にのりたいんだが、駄目か?
俺は、全然いいぜ!
俺も
俺もその話のりたい。
特殊訓練、あなたちゃんも一緒にやってくれるなら...
私も、その話受けたい!
僕も...
引き受けたいと思ってる!
若武は、どうする?
よし!その条件のむ!
え...
良いの?...
うん!
だから、今あなたが隠してること全て話して?
わかった...
けど、今から話すことは国家秘密だと理解して聞いてね...
家族や友人にも絶対に秘密!
わかった!
みんなの知ってる通り、私は星川美月。
母が元モデル、現在女優・父が俳優兼声優の仕事をしてる。
だから、よくスタッフさんや、ドラマの共演者さんが裏で「親の七光り」とか、色々言っててね、私はいつの間にか、「私は、お母さん達がいなかったら、ダメな人間なんだ...」って、思うようになったの...
ひでぇな...
自分に自信が持てなくなってきて、勉強にも手に付けれなくなってきたの。
その時は、椚ヶ丘中学校2年A組だった。
けど、学年最後、クラスを決めるテストで、A組史上最低の点数をたたき出しちゃったの(苦笑)
で、そんな奴はA組には必要ないってことで、E組に落とされたの...
E組は、素行不良の生徒や、成績の悪い生徒なんかを集めたクラスで付けられたあだ名が「エンドのE組」
エンドの...E組...
E組は、あらゆる面で差別され、学食も無く、山の上の隔離校舎で、部活動禁止、他生徒からも先生からもクズ扱いされるクラスなんだ...
私たちE組のみんなは思ってたと思うよ?
「自分たちは、期待も警戒もされ無くなった、人間とさえ認識さえされない人間なんだ...」って...
酷い...
なんで、そんことを...
働きアリの法則って知ってる?
どんな集団でも20%は怠け、20%は働き、60%は平均的になる。
浅野理事長が目指していたのは5%の怠け者と95%の働き者がいる集団。
「E組のようにはなりたくない」と95%の生徒が強く思うことで、優越感と緊張感を持たせ、学業を効率化させて成績をより向上させる狙いの元に制定したシステムだった...
なるほどな...
あっ、話戻すね?
そんな時に、私たちE組の担任になったのが、殺せんせー。
殺せんせーは、マッハ20で空を飛び、月の7割を破壊して常時三日月の状態にしてしまった危険な生物。殺せんせーが、教室に入ってきて1番最初に放った言葉が『はじめまして。私が月をやった犯人です。来年には、地球もやる予定です。皆さんの担任になったのでどうぞよろしく。』って言ってきたの笑
これ言われた時、多分クラス全員「まず、5、6箇所突っ込ませろ!」って思ったよ笑
殺せんせーは、本当にいい先生だった。
いざ授業が始まってみると、暗殺者とターゲットという異常な状況ながら、多くの生徒たちは殺せんせーの指導と手入れによってこの暗殺教室を楽しみ、今までの「学校中から差別された底辺クラス。エンドのE組」としてではない前向きな学校生活を送るようになっていったんだ!
E組での生活は楽しくて、A組にいる時より居心地が良かった。
E組には、経験を分かつ仲間達がいた。
底辺まで落ちて、本校舎の人達からは見下され、けど、それをみんな体験したから、だから、本当の仲間になれた。
殺せんせーは、言った。
『どんな人間にも殻を破って大きく成長するチャンスが何度かあります。
しかし1人ではそのチャンスを活かし切れない。
集中力を引き出すような強敵や経験を分かつ仲間達に恵まれないと。
だから私は 用意できる教師でありたい。生徒の成長の瞬間を見逃さず、高い壁を、良い仲間を、揃えてあげたいのです。』と。
何もかもが完璧で、本当に尊敬出来る先生だった。
私たちは、殺せんせーと過ごす毎日が楽しくて、充実してて、そんな日々を過ごすとね、思っちゃうんだよね。
「私は、この先生を殺さなきゃいけないんだ...」って。
そして、
「どうにかして、助けてあげたい。」って、思っちゃうんだ...
この意見が皆一緒だったから、殺せんせーを守る(助ける)方法を探したの。
それで、私たちがしたことが『宇宙ステーションのハイジャック』!!
そこで得た情報で、殺せんせーが地球をやる可能性は、1%以下ということが分かったんだ。
宇宙ステーションのハイジャック?!
どういうこと?!
まぁ、それについては、後で教えてあげるよ笑
まぁ、政府は1%以下であろうと、地球をやれる生物がいる自体がダメなんだろうね...
殺せんせーを、やる計画を練って、実行したの。
その時に流れていた、情報はほとんどが誤った情報だった。
なのに、世間は私たちE組の生徒に哀れみの目を向けてきた。同情してきた。本当に鬱陶しかった。「お前ら、何も知らないのに、殺せんせーのこと悪く言うな!」とか、「政府も、世間も、今まで1番近くで見てきた私たちの意見を聞かないの!?」って思った。
私たちが、この言葉を言ったらね、殺せんせーこう言ってきたの...
『社会に対して原因を求めてはいけません。社会を否定してはいけませんそれは率直に言って時間の無駄です。』って、ね。
最後の最後まで、私たちに授業をしてくれた。
そして、殺せんせーを殺らないといけない時間が近ずいてきてた。
私たちは、好きだからこそ、他人に殺されたくなかった。
だから、私たちE組の生徒で、殺せんせーを殺した。
これが、3年E組での出来事だよ...
そして、今私たちがやっている仕事は、政府からの要請で犯人を確保する。
場合によったら、暗殺する仕事だよ。
暗殺出来るからと犯人を全員殺すわけではない。
条件は、・報酬が出ていること。
・一般市民に被害が出そうな場合。
・説得が効かない状態。 などなど...
これらに当てはまり、烏間先生と私の許可が下りない場合は、確保すること。
そして、私たちは3年E組だった時に、一時的に私たちの教師になった、鷹岡がターゲットなんだけど、この人は、私たちE組の生徒を恨んでいて、特に渚と、私を恨んでいるんだ。
その鷹岡が脱走した。
だから、政府から私たちに要請が出たということだよ。
皆は、受け入れてくれるだろうか...
そして、引き受けてくれるだろうか...
そして、皆に政府から要請というか、お誘いがあるんだ。
政府から要請だと!?
うん。
私たちE組の生徒と一緒にこの仕事をやってもらうというね。
面白そうじゃん?
俺は、その仕事の要請引き受けるよ。
右に同じ。
俺もやる!
俺もその仕事やりたい!
僕もやってみたいかな?
私も...やりたい!
満場一致だな!!
俺たち『探偵チームKZ』は、その政府からの仕事の依頼を引き受ける!
え?!いいの?
やった!嬉しい!!
烏間先生に報告しないとだ!
その時、誰かのスマホの着信音が聞こえた。
プルル プルル
(。-ω-。)----------キリトリ線----------(。-ω-。)
更新遅くなってしまってすみません!
一昨日更新しようと思ってたんですが...
そして、今回は初の3000文字突破です笑
長文になってしまった...
(。-ω-。)----------キリトリ線----------(。-ω-。)
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。