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バタン
あぁ、ころちゃんいっちゃった…
今日はさとみ君家で、コラボ動画をたくさん撮るらしい
沢山撮り溜めてその分僕とイチャイチャするってはしゃいでたなぁ…
♪♪~~♪~~~~
ドサッとソファに横たわった
するとどっと眠気が押し寄せてきて、僕はそのまま意識を手放した
ころんside
ピーンポーン
ガチャ
僕は今さとみ君家で動画を撮りに来てまーす!!
なんでかって?そりゃ先に沢山撮っといて
あとからるぅとくんとイチャコラするためだよ
今るぅとくん何してるかなぁ
YouTubeで新しい技を習得してそうだなwwww
ギクッ
さとみくんそういうとこ変に鋭いよねぇ……
何もしてないとるぅとくんのことばっか考えちゃうから
早く終えて早く家に帰ってるぅとくんとイチャイチャしてぇ…
そんなこんなで3時間後…………
そこで僕はポッケからスマホを取り出して時間を確認した
現在時刻は4時半。
約束の7時までまだ2時間半もある
僕はその言葉を耳に入れてから
冷蔵庫へと向かってほろ酔いを手に取った。
プシュッと缶を開け、ごくごくとお酒を飲んだ
やっぱ酒は最高だな
そう言って2人で乾杯し
冷蔵庫にあったビールの缶はほとんど無くなった。
さとみくんは3本、僕は5本お酒を飲んだ。
僕はバッとスマホの時計を見た
時刻は……8時。
僕はさすがにやばいと思い
さとみくんにお礼を言ってから家へと全力疾走した。
すっかり酔いも覚め、静かにゆっくりと扉を開ける
家はシンと静まり返っていた。
あれ、どっか出かけてるのかな……
そう思い、廊下に背を向け靴を脱いでいると…
びくうぅっ
いつもより低く、怒っているような口調で彼は話す
や、やばい……これは……………
そう言ってるぅとくんは水の入ったコップを僕に手渡してきた。
僕はこれがどういう意味なのかが分かった。
媚薬入りなのだろうその水を一気に飲み、彼の方に向き直った。
彼は笑っているのに、全く笑っているようには見えない。
るぅとくんは僕をお姫様抱っこして、寝室へと運んだ。
僕の心臓はよく分からないドキドキで高鳴っていた。
トサッ
るぅとくんは僕を優しくベッドに降ろすと
引き出しからローションやらなんやらを取りだし、僕を飾り付けた。
目隠し、手錠、ローター、バイブ……しめには僕の自身にリボンを巻かれた
バタン
僕は驚いていた。
なぜかと言うと、るぅとくんが電源をオフにしたまま部屋を出ていったから!
これならなんにも辛くない……と思っていた時だった
ブブブブブ
いきなりナカのバイブが動き始めた。
でもこれくらいの弱さなら……
ヴヴヴヴヴヴ
少し遅れて、乳首のローターも動き始めた。
僕は快感に耐えられなくなって少し暴れた。
するとバイブが奥の前立腺に当たり、快感と恐怖で体を反らせた。
ビクビクッ
身体が小さく跳ね、絶頂に達した。だが機械は止まってくれない。
僕は15分で約7回ほどの空イキを繰り返し
意識を失ってはイく度に起きて、また気を失ってイくと起きて…の繰り返し。
僕はしきりに自分の気持ち悪い喘ぎ声とるぅとくんの名を呼び続けた。
3時間後……
るぅとside
僕は急いで家へと走り出した。
ガチャ
「~~ッ♥♥ッく………♥」
彼の声が玄関からでも聞こえる。
「く……/////る………とく……♥」
「るぅちゃん…っ♥♥」
僕はドアをゆっくりと開け、気付かれないように彼に忍び寄った
その間も、ひたすら僕の名前を部屋にこだまさせていた。
僕の声だけでイったようだ。
僕はころちゃんの目隠しをそっと取りとろけきった瞳を捉えてから
優しく優しく壊れ物を扱うようにキスを落とした
彼は一瞬ぽけっとしていたが、直ぐに泣き顔になり
僕の胸に顔をグリグリと押し付けてきた
ころちゃんはこくこくと頷き、しばらくすると顔を上げて言ってきた
うるうるした瞳で見上げられ
これ以上彼に辛い思いはさせたくないため
僕はころちゃんを優しく押し倒して
深いキスをしてから夜が更けるまで体を重ねた。
お互い、愛してるって何度も言いながら………
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!