┈┈┈┈┈┈┈┈┈〉いちごside〈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
私は
見てしまった
あいすの背中
首筋に
縫い跡のようなものがあったから
確かに、なにか事故でも起きたのかもしれないが
私はそれを 見たこと があったから
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あいすが背中をクルッと回す。あの跡
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まただ
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これも
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は……?
……まさか
っ
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╰╯╰╯╰╯╰╯╰╯╰╯╰╯╰╯╰╯╰╯╰╯╰╯╰
一瞬、たしかに眩しかったな
……あたしっ
あいすに
……
あいすは
…
しばらく、考え込んで
現実を受け入れたくなくて
大切な人まで
自分のせいで
でも、理解したくなくても
嫌でも、あたしは分かってしまったんだ
…あいすは
成りかけてる……?
なんていえばいいのかが分からない
どう説明すればいいのかわからない
頭の中が焦りでいっぱいで
的中した
確定だ
そんなこと思いたくないのに
現実はあたしに優しくなくて
【あいすは操り人形になりかけている】
あいすはぺたぺたと背中を触る
涙が抑えられない。
嫌だった
言葉に出さなくても体は反応してしまって
あたしはあいすの相談に乗るだけだったのに
こんなことになるなんて思うわけなくて
あいすは涙を浮かべながらも、笑って見せて
どうしようもなく
好き
なんだなって
その笑顔が、どうしようもなく好きで
私の心は真っ暗なんだなって
思って
私は、相談を聞くつもりで行ったのが
こんなことになるなんて思ってなかったな
口を開く
chapter10
▶君の背中












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!