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第86話

ただのキスだった。
アバンティーズが撮影している時は、



大体、エイジの部屋で、ゲームやら本やらで暇つぶしをしている。



今日は、エイジが買ったばっかの本を勝手に読み進める。



多動力の話で、久しぶりに曲を作りたくなった。 



携帯もパソコンも家に置いてきたけど。



そして楽しそうな声を壁越しから聞くのも、日課。
エイジ
エイジ
おい!メンバーだろ
そらちぃ
そらちぃ
うるせえwー早く飲めー!!!
エイジ
エイジ
てめwえー死ね!
そらちぃ
そらちぃ
うるせーえ!!!w
エイジ
エイジ
地獄に落ちろ!FXXK YOU!
そらちぃ
そらちぃ
飲めえー!!!
いつもより騒がしいリビング。



酒でも飲んでんのかな。面白そう。



体を後ろに傾け、ベットに寝転び、昼寝をする。





撮影が終わる頃に起きる。そしてドアを見つめ、


撮影終了を知らせてくれるのを待つ。
そらちぃ
そらちぃ
あなた
今日はそらがドアを開けた。



真っ赤な顔を弄ると、バランスを崩した彼は私に近づき



肩に体重をすべてかけられて、



私は



再び ベッドに倒れこむ。
あなた
あなた
ちょっと
そらちぃ
そらちぃ
勝った
あなた
あなた
そらちぃ
そらちぃ
えいちゃんに勝った
あなた
あなた
うん…
あなた
あなた
おめでとう
そらちぃ
そらちぃ
だからいいよね
あなた
あなた
そらちぃ
そらちぃ
勝ったご褒美
あなた
あなた
なんのこtn…
両手を掴み、



そらは唇を押し付ける。
あなた
あなた
ちょっ…ん
喋ろうとした口に 舌が差し入れられて、



甘いワインの味がする。
あなた
あなた
ん…そら!
抵抗しようとお腹を蹴ると、あいてーと言いながら



私の上から横に倒れる。



慌てて起き上がる。
あなた
あなた
なにやってん…もう
そしていびきをかく。
あなた
あなた
なにそれ
手首でキスを拭き、エイジの部屋から出て行く。
あなた
あなた
なんだよ
罪悪感を感じながら、あることに気づいてしまった。





アバンティーズにとって、





キスは ただのキス って。





そこには感情なんかなかった。





だから、










エイジにとって、










私はただの










ただの…










セフレなんだな。
あなた
あなた
セフレ…か
足の力が抜けて、床に座り込む。










なんだ。










私だけか。










なんだ。 はは