木兎「ここであってんのか?」
木葉「えっ、木兎も係?」
木兎「おう!もしかして木葉もか?」
木葉「おん。」
「それじゃあ今からスタンプ作るから新聞紙持ってって〜」
「「「はーい」」」
木葉「お前何作るの?」
木兎「あなた」
木葉「あなた!?」
木兎「うん。」
木葉「なんで?」
木兎「だって先生が好きなの作れって言ったから」
木葉「自由かよ」
木兎「でもさぁ〜ツッキーも作りたいんだよなぁあと日向も」
木葉「じゃあ俺ツッキーの作ろうか?写真送ってくれたらやる」
木兎「いいのか!」
木葉「写真送れよ?」
木兎「はーい。でも、問題はここだ。日向にするかあなたにするか。」
「ならうち作ろか?」
木兎「いいのか!」
「どうせ何作るか決まってないし。人だろ?」
木兎「おう!2人とも天使だ!ツッキーも」
「うちにも写真送って〜」
木兎「ありがとな!」
「うちは日向?それともあなた?」
木兎「じゃぁー俺があなたの作る」
「おけー」
それから1時間後
「皆さん終わりましたか?」
木兎「できたぞ!」
木葉「俺もー」
「うちもできたぜ」
木葉「佐山さん上手くない?」
「これでも美術部部長だぞ?舐めんな。器用貧乏」
木葉「うせっ」
「でも木葉も上手いやん。イケメーン」
木葉「だろ〜。でも、、、問題は木兎だよな、」
木葉「ってめっちゃうま!」
「マジでうまい。、、、木兎、美術部来るか?」
木葉「ダメだよ佐山さん。あなただけだ。」
「あぁ、彼女か、」
木兎「彼女じゃない!」
木葉「絶対させない」
「人気者だねぇ、ちょっとLINE見せて〜」
木兎「?いいけど」
「木兎っぽく、、あなた、今度の土曜日空いてる?っと、送信」
木兎「ちょっ、、」
ピロン
「既読早、っと、?逆に私が行ってもいいですか?、?、、、敬語?同級生じゃないん?」
木葉「あなたは、前に合宿であった高校のマネージャー。めっちゃ可愛い」
「可愛いなら誘うしかなーい。ん、赤葦にスタンプラリー渡しとけってゆっとこーっと」
木兎、木葉「お前がやれよ」
「こうゆうのは楽しみに取っておかなきゃ」
木兎、木葉「変なやつ」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。