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第84話

自覚
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2022/06/30 01:00



______数十分前
















及川「行っちゃったね」






岩泉「おう」








音駒の部屋へと向かっていったあなたの背中が見えなくなったところで及川が声を上げた









花巻「はあぁぁぁ、……もう気が気がじゃねえ…」







マナ「余裕のない男子はモテないよ。」







花巻「はっはー、好きなだけ楽しんでこいよあなたーー!!」







松川「そういうとこちょろいよねほんと花巻って」







花巻「素直って言え!!」









あなたの姿が見えなくなった途端にソワソワと動き始める花巻





そんな花巻を見て少しクスリと笑う反面、自分自身の心中と穏やかではないことに気がついた。












もちろんそれを花巻のようには露に出来ないが、ついつい貧乏ゆすりしてしまっていることに気がつき、必死に足をおさえつける










及川「岩ちゃん……」








岩泉「んだよ。」










そんな俺の様子を見てか、及川は俺の事を睨むように見つめる












及川「いい加減認めたら?」







岩泉「あ?」










及川「好きなんでしょ?花岡さんのこと。」












岩泉「……」














及川「花岡さんが元彼の所へ行って気が気じゃない。それはマッキーだけじゃない。そうでしょ?」











黙りこくる俺に追い打ちをかけるように及川が続ける









及川「花岡さんをとられたくないって思ったんでしょ?……」








岩泉「っ、」















及川「それが答えじゃん……。」









グッと握りしめる拳に力が入る










岩泉「でも、俺には資格が……」






及川「この期に及んでそんなこと言うの???言っとくけど……人が人を好きになるのに資格なんていらないから。どうして……。どうしてせっかく自分の好きな人を幸せに出来る権利を持ってるのに……それを拾わないの?」









岩泉「っ、……。」














そういった及川の言葉に何故か心を打たれた










何故かあなたの顔が浮かんだ





















あなた「岩泉くん、好きです。」















あんなにも、









ただ、純粋に。











俺の事を好きだと言った。















なんの取り柄もねぇ俺を、ただひたすらに、好きだと言った。











素直な気持ちで、好きだと。

































岩泉「花巻。」










花巻「ん?」















































岩泉「悪い。俺も、あなたのことが好きだ。」








































俺も、もう、諦めるのはやめる。