無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

第76話

離せ
875
2022/05/13 01:00





岩泉「……どうした?」







あなた「ちょっと自分の心の確認をしたくて。」










休憩時間、






私は黒尾に話しかけられる前に一目散に青葉城西の方へと走ってきた






そして、じっと岩泉くんの顔を見つめる




















マナ「顔赤すぎ」







花巻「おいいい!そういう顔は俺の顔みてしてよ!!」






松川「無理でしょ。」












顔が赤い、と言われ恥ずかしさとともに少し安堵する











国見「あなた先輩。さすがに顔赤すぎますよ。これどうぞ」







そんな光景を見ていた国見くんが私の側までやってきて、ひんやりとしたペットボトルを頬に当ててくれる






ゆっくりと頬に冷たさが広がり、赤みが引くのが分かる












あなた「ありがとぉ〜……。冷たくて気持ちいい……」







夏というだけでも暑い季節






ただでさえ暑いのに顔まで暑くなって、本当に暑すぎる









マナ「てかどうしたの?なんかあったの?」






あなた「ううん。別になんも〜すぐ戻るよ〜」








ペットボトルの冷たさに浸りながら抜けた返事を返す










花巻「なになにやっぱ青葉城西が恋しいのかな??」






あなた「そりゃそうだよ。」








ポンポンと頭を撫でてくれる花巻と目を合わせる




自分から近づいたくせに顔を赤くされるのが本当面白い










べ、と目をつむらないであっかんべーをしてみると、おでこを軽くデコピンされる








あなた「いでっ、」







国見「……かわい。」











あなた「え?」






花巻「は?」






岩泉「え」







マナ「ウケる。」










まさかの方向からの「可愛い」発言にみんなの視線が国見くんへと向く







私自身もびっくりして頬に当たっていたペットボトルを離す










国見「あ、すいません。スルーしてください」






あなた「え、」









花巻「おっけースルーでいくわ。」








私が戸惑う中、すぐになかったことにするようにかき消そうとする花巻はガッと効果音がつきそうなくらいの勢いで肩を組んできた







あなた「え、何」






花巻「いや心を落ち着けようかと。」









及川「あはは、マッキーわかりやすーい笑笑」






それを傍目に手を合わせて笑う及川くん




いや優雅かよ


















あなた「ちょっと重い。離してよ。」







花巻「えー、いーじゃーん。」








私はこれでもか弱い女子高校生





高校生スポーツ男児がずっと寄りかかっていて耐えられるような肩ではない




そろそろ肩が重くなってきたため、ぐっと花巻の腕を押してみるがビクともしない














あなた「はぁ、……ちょっと花まkッ……」








岩泉「花巻離せ」









私の声が花巻へと届く前に、いつもより少し低い岩泉くんの声が響く










花巻「え、お、おう。わりぃあなた」






あなた「あ、うん。」










さすがの花巻も見慣れない岩泉くんの反応に驚いたのか、すぐに腕を退けてくれた













岩泉「あなた。そろそろ戻んなきゃだろ?」






あなた「うん」








岩泉「送る」








あなた「え?いや、すぐあそこだし大丈夫だけど……」







岩泉「俺が何となく送りてぇだけだ。行くぞ」








あなた「お、おす。」










及川「岩ちゃーん!元カレくんにそれとなく牽制入れて置いてね〜笑笑」






マナ「あ、いいねそれ!頼んだよ〜!」
















岩泉「気が向いたらな」








そう振り返って残った4人へ言い残し、私を音駒の集合場所まで送ってくれた岩泉くん










あなた「ありがとね……」







岩泉「おう。じゃあな。」




















花岡あなた












もう自惚れたくないです。