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第82話

顔が好き
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2022/06/21 01:00





あなた「ん??あれ???」







音駒の部屋を出た私はてっきりマネージャーの部屋へと連れていかれるもんだと思っていた









が、どうやら違かったようで。







私は今青葉城西の部屋へと来ている













中に入ると待ってましたと言わんばかりのマナ、松川、及川くん







布団の敷き詰められた部屋の中の端っこの方で円形を作って座っている








そこに促されるまま花巻と一くんと一緒に腰を下ろす










あなた「うん。え、えっと?」







マナ「よーし。で、どうだった?」







花巻「なんか元彼があなたの肩に頭を置いてましたー」







松川「えぇ、あなたは抵抗しなかったの?」








あなた「え、いや口では言ったけど、手はゲームで忙しかったし……」








花巻「しかもなんか〘 前はもっとくっついてたよなー? 〙とかっていうマウントも取られましたー」







及川「うわぁ……」






岩泉「及川なみにウザかったな。」






及川「ちょっと!?!」








よく分からない報告会のようなものが始まった










マナ「で、あなたはときめいたわけね。」






あなた「いやなんでそうなるのさ」







花巻「じゃあときめいてない?」







あなた「っ、と、ときめいてない……って言ったら嘘になるけど……」








花巻「ほらああぁぁ!!」







あなた「だっ、だって仕方ないでしょ!顔が好みなんだもん!」








そりゃ元彼ですからね!!!




好きなタイプですからね!!!!











マナ「じゃあ岩泉と元彼だったらどっちの顔の方が好き?」






あなた「は????」








本人もいる中でなかなかの爆弾をぶっこむマナ




取り乱してはいけないと心を落ち着かせてはみるが、周りのみんなも視線を向けてくる












こ、これは……





答えなきゃいけないやつ……??










マナ「ほれほれ。さっさと答えろ」















あなた「どっ、どど、どっちも同じくらい……」







何とか振り絞って出した答えがこれ







本当は迷いもせず岩泉くんに決まってる





だけど、それをここで言ったら岩泉くんを困らせてしまうのは目に見えてる














そう、だから嘘はついてない。













花巻「へー、珍し。前までだったら岩泉くん!って言ってたのにな」







あなた「やめてうるさい」








無駄口を叩く花巻にデコピン








気まずくなってチラリと岩泉くんの方を見ると、
















岩泉「……」








なんとも言えない訝しげな顔






そんな顔もかっこいいけど。


















でもお願いだからそんな顔しないで















もう、困らせたくないから。

















花岡あなた














顔が好きなだけです。