一週間の終わり。金曜日の放課後。
あの先輩と出会ってから
どたばたで一週間すぎたなーー
やっと土日。
━━━━━━その日の夜
》》》プルルルルル プルルルルル
こうして、私の日曜日は先輩との予定で
うまってしまうのでした。
━━━━━日曜日、朝。
一応ね?あの世間一般的には
イケメンという部類の先輩の隣を歩くのだから
それなりの格好をしてないと
私が、恥ずかしいしね?
とにかく、行くか
さすが…見た目“だけ”は良い先輩。
女子たちが注目している……っ。
帰ろうかな…
あれの隣歩くのとか無理。
みられてるの気づいてないの?
こんなところが鈍感でどうする…
先輩としばらく歩き、
駅から少し離れた路地にはいった。
そこにはお花で可愛く飾られた、
可愛いカフェがあった。
店に入り席につくと、
先輩はパンケーキを注文した。
なんか、最近先輩情報増えるな。
七海に報告。
てか先輩、以外な面結構あるな…
先輩はパンケーキを美味しそうに食べ終えた。
先輩は私の食べたパフェの分まで
当然のように支払ってくれた。
てか先輩遅いなー。
レジ混んでたしまだか。
私なんかがナンパだとっ!?
先輩…こんな怖い顔始めてみた…
そう言うと先輩は私の後ろに手を回し
なにかをつけはじめた。
まさかっ!!!またっ……
また“あれ”かと思ったけど
私の首についていたのはお花をモチーフにした、
かわいいネックレスだった。
帰り道、先輩とは話ができず、
無言だったけど
今度は何だかそれも心地よかった。
そろそろやばい。
ほんとにやばい。
どうしようか………
どうしたら良いのか…。
わたしに新しい気持ちが出てきました…。。。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。