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カンタside
心臓がバクバクしている…
すごい緊張で体も震えている…震える手でトミーの部屋のドアノブを握りしめる
そして、ゆっくりトミーの部屋の扉を開ける
その瞬間、大の男がお姫様抱っこされて、ベッドにゆっくりと降ろされるといつもとは違った男の表情をしたトミーが目の前にいた…
あぁ…俺トミーに抱かれるんだ…
ゆっくりとトミーが俺にキスをする、お酒を飲んだみたいにクラクラする…そして、トミーは俺の服のボタンを外していく…
トミーは俺の服がはだけた胸の突起を愛撫する…気持ち良くて、俺の声じゃない上ずった声が出る
トミーの舌で転がされ、体が火照って熱くなってくる…たまに甘く噛まれると叫び声のような高い声が口から漏れる…
そして、体中の熱はどんどん下半身に集まってきた
ニンマリとした顔で意地悪してくる…分かっているくせに…分かっているくせに魔王の微笑みで俺を掻き乱す…
俺はトミーの手を引っ張り、自分の下半身のそこに当てると…
トミーが俺の下着の中へ手を入れ、一気にそれを上下に扱く…ぐちゅぐちゅと卑猥な音と自分の喘ぎ声が部屋に響く
トミーの手に出してしまった…恥ずかしさからトミーの顔を見れずに視線をそらすとトミーの下半身に目がいった…
トミーのを見るともう限界そうにパンパンだった…
そう言った瞬間、トミーの太い指が俺の後ろの中に入ってきた
予想以上の異物感に必死にトミーの背中にしがみついた
慣れない感覚に耐えながら、少し薄めに開けた目でトミーの顔を横目に見ると辛そうな顔をしていた気がした…その瞬間にトミーは俺の喘ぎ声でかき消されるようなくらいの小さな声で呟いた
そう言って、トミーの頬に手を添えるとトミーは下唇を噛みながら今にも泣き出しそうな笑顔で俺に笑いかけてきた
俺がそう言うとゆっくりとトミーのが俺の中に入ってきた…異物感は消えずにより一層大きくなった
俺の顔を大きな手で包みながら、俺を傷つけないようにと大切に扱うように頭を撫でてくれる
トミーの顔を見ながら、慣れない身体でトミーの愛を受け止めているとある一点を掠めた瞬間に体に電気が走ったような感覚に襲われた…
一生懸命トミーの顔を素直に快感を受けつけようとしない身体に耐えながら見ると今にも泣き出しそうな笑顔はもうそこにはなかった…幸せというものを今がとても幸せだと面と面を向かって言われているような表情で俺に笑いかけてくれる…
そんなトミーに俺も幸福感を抱きながら、腰の動きはどんどん速まっていった…
共に達して、何もしたくないような感覚に襲われて、二人でベッドに倒れ込み、トミーの顔を見ようと隣を見るとトミーと目があった
そして、いつもの俺なら軽々しく言わない言葉でトミーに言葉にして伝える
その言葉は口にすると何故か泣きたくなるような感じになって、感情が込み上げてきた…
すると、トミーは今までに見たこともないような柔らかい優しい笑顔で…
思い返すと色んなことがあった
ひなちゃんがいなければトミーへの恋心に気づけなかった…
まんずがいなかったら、俺はどうなってたんだろ…
あの日、トミーがTシャツを机の上に置いてなかったら…?色んなことが合わさって、今の俺達があるんだね…それもこれも全部いい思い出…
これからももしかしたら、辛いことが起こるかもしれないけどトミーとなら超えれると思った…こんなに辛くて苦しくて、でもすごく幸せな恋は俺はもう二度としない…俺達は笑いあって、もう一度深いキスをした
~END~
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