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第4話

恋の終わりは愛の始まり~story2~
トミーside
ひな
ひな
…ん…くん………ともくん?!!!
トミー
トミー
え!あ、ごめん…何?
ひなから呼びかけられているのにも気づかず、俺はずっと上の空だったらしい…ひなは心配した顔で俺の顔を覗き込んでくる
ひな
ひな
何って…ともくんさっきからずっと考え事してるのか上の空だよ…?どうしたの?
トミー
トミー
いや、別に大したことないよ
なんて、ひなにはそう言ったけど本当のことを言えば、さっきからずっと同じ事ばかり考えている…いつもは素っ気なく"行ってらっしゃい"の一言で送り出すカンタが何故あんなに俺をあの場に留めさせようとしてたのか…何故あんなにカンタは食い下がっていたのか…そればかり俺の頭の中でぐるぐると玄関での場面を思い出す
ひな
ひな
そう?ならいいんだけど…
トミー
トミー
あぁ、ごめんな……で、なんの話だったっけ?
話を聞いているつもりなのに何処か頭の片隅でカンタのことを考えている……すると、また上の空だったのかひなは俺の顔を再度覗き込んでくる
ひな
ひな
ともくん……?今日、本当にどうしちゃったの?もしかして、体調悪い?無理言われせて付き合わせちゃった?
そうひなは心配してくれるが、今日は体調なんか全然悪くない

だけど……
トミー
トミー
いや、なんかちょっとさっきから頭痛くてさ…風邪かもしんないわ
なんで、嘘をついてしまったのか…
なんで、帰りたいと思ってしまったのか…
なんで、早くカンタの顔を見たくなったのか…
全然わからない…でも、実際に自分の行動に移されている事実がまた俺の心の中をモヤモヤさせる…こんな気持ち始めてだ…
ひな
ひな
そっか…ごめんね!全然気づかなくて…私、彼女失格だなぁ……とにかく、今日は帰ってゆっくり休んでね!
俺に心配をかけまいとわざと明るく振る舞うひなに心の中で罪悪感を抱いた…俺は彼氏失格だな…でも、気づいたら口が勝手に動いてた、早く帰りたいって思ってしまっていた…
なんて、最低なやつって自分でも思う
トミー
トミー
ごめんな、ひな…俺がもっと早く言っておけばよかったな…
ひな
ひな
ううん!ともくんは全然悪くないよ!また、ともくんの休日が出来た日に何処か出掛けられたらいいな!
トミー
トミー
そうだな…今度絶対埋め合わせするから待ってて…
ありがとうと笑顔で返され、俺は少し微笑むような笑顔を返した
そして、一応彼氏として彼女を家には届けなければと思い、ひなの最寄り駅の方向に足を運ぼうとする
ひな
ひな
ともくん、私は全然大丈夫だから…
それより、早く帰って、ゆっくり休んでほしいな!
トミー
トミー
あぁ、ごめんな…また今度埋め合わせするよ
ひな
ひな
うん!ありがとう!じゃあね、気をつけて!
トミー
トミー
あぁ、じゃあな…
毎日会ってるやつなのに、なんで会いたくなったのか一番俺が知りたい…わからないから考えるのもめんどくさくなってきて、すぐ会いたいって思いが強くなって…
いつもは運動嫌いな俺なのに家まで走っていた…
家に着くと、走って帰ってきたせいか、さっきまでカンタを意識していたせいか無駄にドキドキする…一度扉の前で深呼吸をして、息を整えて平然を装い扉を開けた
《ガチャン》
トミー
トミー
ただいま〜
ドタドタと上で足音がする…変に思っていたその時に世界一可愛い笑顔が俺を出迎えた…
その笑顔を見た瞬間さっきまでのモヤモヤ感はもうどっかに吹き飛んでいて…
本当にお前はかなわないな笑
カンタ
カンタ
トミー!おかえり!
トミー
トミー
ただいま、カンタ

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りんた*
りんた*
りんた*と申します! NL&BLを主に投稿しようと思っています✌ ・ ・ 私の作品を読んでいただけた方に読んで良かったと思っていただけることを目標に作品を書けるように頑張りたいです💪 ・ ・ リクエストなどあればいつでも承りますのでよろしくお願いします🙇 趣味垢のインスタをしているのでもし、絡んでいただける方がいればお願いします インスタ👉m.kanta0404
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