第12話

九尾の狐
298
2021/04/13 14:59





ズズ『ハァ〜』

鞠は、自室でいくらか落ち着いた気持ちで
お茶をすすりながら
さっき狗神さんから
教えてもらった事を思い出す


鞠( 怪物の存在、
夏羽くんの正体
そして、私のお母さんのこと…)

『まさか私が半妖だったとは
思わなかったな。
どうりで人より怪我の治りが早かったり
狐になれたりするわけだ…」




ポンッ と狐の姿になり、
鏡を見てみると
そこには
銀色で綺麗な毛並みの狐が
写っていた。

鞠『・・・お母さんもこんな姿だったのかな』
鞠『今日も疲れたなぁ…』

そのまま鞠は のそのそと
ベッドに潜り
目蓋を閉じた

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