どれぐらい泣いたかはわかんないけど、目の周りが赤い。
途端に嬉しくなった。
俺のために泣いてくれたんだ。
すぐにわかった。
あなたってほんとに、俺のこと。
静かな時間が流れた。
会いたかったよ。待たせてごめんね。
医師『うん。異常はありませんね。大丈夫です。』
医師『ですが、足の怪我でなかなか思うように行動できないと思います。急に完全復活は厳しいと思うので、2週間ほど入院を続けてリハビリも行いましょう。筋肉が衰えている可能性もありますので。』
医師『やはり疲労とストレスが大半でしょう。そういう体質なのかもしれません。』
医師『ご両親の方、どうしましょう。病状説明の途中でしたが……』
『入院でわからないことがあればいつでも仰ってくださいね。』
お大事に、と微笑みながら、医師と看護師は部屋を後にした。