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第43話

第37話
弁護士
被告人○○を無罪判決とする
被告人
…!僕の無罪が晴れた…!
被告人は泣きながら膨張席に座っている
家族へと顔を向けた
被告人
今まで苦労かけたな…でも、これからは大丈夫だからな!
被告人の奥さんはハンカチで目元を抑えて
涙を流していた

隣にはまだ幼い娘まで座っていた
被告人
…弁護士さん、ありがとうございます!

本当に貴方のおかげです
あなた
あなた
…いいえ、これが仕事ですから

早く娘さんの所に行って、抱き締めてあげてください
きっとパパがいない時間は寂しかったと思いますよ
被告人
ありがとうございます!ありがとうございます!
頭を下げ続ける被告人に
微笑みながら一礼して裁判所を後にした
弁護士
あぁ…あなたって子だよな
まだ若いのに勝率高いし凄い子だよ
弁護士
なんなら裁判官になって欲しいくらいだよ
弁護士
才能に溢れた子だなぁ








卒業してから7年経って、私は25歳になった

あれからというものの、私はTwitterも消して
携帯も新しく変えた

今はこっそり、ららちゃんとだけ連絡をとっている


他の皆とも連絡は取りたかったけど
そうしたら弱い私はきっとまた
歌い手という道に戻りたくなってしまうから


大学は希望の国立に合格し
4年必死に勉強とアルバイトをして
卒業後に司法試験に合格した

その後は司法修習生という研修生になり
修習生の卒業試験に合格

道のりは長かったけどようやく
掴んだ資格は本当に嬉しかった

今は会社に勤めてようやく仕事にも慣れて
落ち着いてきた頃だ
あなた
あなた
ただいまー…って誰もいないけどね
今はマンションに一人暮らし

たまに妹も遊びに来てくれるけど
やっぱり寂しくなる時もある
あなた
あなた
こんな時は
私はパソコンの前にコンビニで買った
ビールと最近お気に入りの
たらこスパゲティを持って座る
ななもり
ななもり
せーの!
すとぷり
すとぷり
すとぷりでーす!
ゆら
ゆら
ゆらです!
ピュレ
ピュレ
ピュレでーす!
たい
たい
たいです!
わこ
わこ
わこです!
らら
らら
ららでーす!
みりぃ
みりぃ
みりぃですっ!
ゆら
ゆら
いっくぞー!
ちぇぷり
ちぇぷり
ちぇぷりでーす!
ちょうど生放送が始まったところで
いつもの挨拶に懐かしさが蘇る
あなた
あなた
私もちぇぷりでーす!って言ってたんだよなぁ
7年も経つとすとぷりちぇぷりの
最新ニュースがある
これはららちゃんに教えて貰ったんだけど…





まずは、私が卒業して1年後

なーくんと“Hide Away”の店長の朱蘭さんが
付き合い始めたらしい


2年後には
わこちゃんところんくんも付き合い始めた

これはファンやリスナーさんも認知してて
皆喜びの声を上げていた



そして4年後



さとみくんとたいちゃんが結婚した

誰にも内緒でこっそり交際していたらしく
結婚を発表した時はメンバーも私もびっくりした

記者会見では相変わらずな様子だったけど
何だかんだいいコンビだった

皆が幸せになった報告を聞いて
私まで幸せを貰ったりした
 





そして去年、ちぇぷりは新メンバーを迎えた

それは私がいなくなった為に空いていた
莉犬くんのコンビ相手だった

ずっと「俺のコンビ相手はずっとあなただから誰も迎えない!」と莉犬くんは言っていたらしいけど

でも、その相手を知って意思の硬かった
莉犬くんもようやく受け入れた
莉犬
莉犬
みりぃはどーする??
みりぃ
みりぃ
んーと…あ、これにする!
この新入りみりぃちゃん

実は──




































私の妹である
みりぃ
みりぃ
お姉ちゃん、私、今は歌い手してるじゃん?
あなた
あなた
うんうん、そうだね
それはちぇぷりデビューの3日前

私の家にお泊まりしに来た妹が
ココアを飲みながら私に話していた
みりぃ
みりぃ
私ね、お姉ちゃんが頑張って弁護士になったの、凄い事だと本当に思うの

…でもね、今でも思うんだけど
たまに私のせいでお姉ちゃんは大好きだった歌い手を、ちぇぷりを辞めたんだよなって
妹の美里は申し訳なさそうに眉を下げた
あなた
あなた
だから!あれは美里のせいじゃないって言ったでしょ?
みりぃ
みりぃ
でもね、私を養うためにお姉ちゃん、国立大行って弁護士になったんだから…少しは私が理由にあると思うの

だから、私は歌い手になった

それで、お姉ちゃんが出来なかった事とかが私に出来たらなって
それにね、お姉ちゃんみたいに聴いてる人を勇気づけられる凄い人になりたかったんだ!私も!
にっと笑う美里に私は凄く嬉しかった

当時、私も誰かを元気にさせられる
歌い手になりたくて、莉犬くんに憧れて…

そんな私を目標にしてくれる人がいる
しかも、それが自分の妹で本当に嬉しかった
あなた
あなた
…そうだったんだね
思わず口角が上がる
みりぃ
みりぃ
それで!お姉ちゃんに報告があります!
あなた
あなた
うん、なに?
みりぃ
みりぃ
私ね、ちぇぷりの新メンバー入りします!
あなた
あなた
…え?
ニコーっと笑ったままの美里を見て
あなた
あなた
えええええええええええ!!!?
多分人生で1番大きな声が出たと思う
みりぃ
みりぃ
もちろん!お姉ちゃんで空いた莉犬くんとコンビだよ!
あなた
あなた
…莉犬くんには、会ったの?
みりぃ
みりぃ
うん!皆さんにもう会ったよ!凄くいい人ばっかりで…莉犬くんなんか抱き締めてきたからね
あなた
あなた
あはは!莉犬くんらしいな!
みりぃ
みりぃ
「あなたの妹なんだよね…あなたにそっくりだね…」って泣きながら言ってたよ
あなた
あなた
そっ…か
最後のイベントの時、莉犬くんは
私の前では泣かなかったからなぁ
みりぃ
みりぃ
あとは、るぅとくんがお姉ちゃんの事聞いてたよ
あなた
あなた
え…
懐かしいその名前に動きが止まった
みりぃ
みりぃ
「あなたは、元気にしてる?」って聞いてきたから「元気に過ごしています!」って答えといたよ
そしたら凄く安心した顔してたなぁ
その時を思い出すように美里は顎に手を当てた

この7年で多くの事が起こって
多くのことが変わったりした

でも、でも…


るぅとくんへの気持ちは変わらなかった

何度も何度も忘れようとした




なのに忘れられなくてずっと、
私の心にその気持ちは住み着いて離れなかった
みりぃ
みりぃ
ねぇ、お姉ちゃん

ちぇぷりとすとぷりのイベントに、行くって言った約束覚えてるの?
あなた
あなた
…うん、覚えてるよ

あの日言った約束
それは、あの日──卒業する日の
イベントが終わった後の事だった