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第35話

第30話
夏も終わり秋が始まってきた



そんな私に、新しい感情が芽生え始めた
























恋ってこんな感じなんだなぁ

いつの間にかるぅとくんの事
好きになってた

自然と目で追いかけたり
るぅとくんが笑ってるだけで嬉しくなって
るぅとくんが落ち込んでると悲しくなって
気持ちを共有してるみたいな感覚


それにね、

ドキドキしてどうしようもない時や
心がチクチクして苦しい時もある



それが何だか自分にとって素敵なもの、と
思えるようになった
そんな日々が続く中で
久々に“Hide Away”に行ってみた

忙しすぎる感情が
あそこなら少し落ち着くかもしれないし
朱蘭
朱蘭
あら、あなたちゃん
久しぶりね
来てくれないから寂しかったのよ
いつもの様に朱蘭さんが迎えてくれた
あなた
あなた
あは、最近忙しくて…
でも私、ここの紅茶すごく好きなんです!渋みとミルクの甘さがいい具合にマッチしてて…
朱蘭
朱蘭
それは励みになるわね
目を細めて朱蘭さんが笑った
実はもう1つ、ここに来た理由がある
あなた
あなた
あの、朱蘭さん…
相談したいことがあるんですけど
朱蘭
朱蘭
ええ、もちろん
あなた
あなた
ありがとうございます!
あの、その…好きな人に振り向いてもらうには、どうしたらいいでしょうか!?
いつも冷静な朱蘭さんが同様で
コーヒーカップを落としてしまった
あなた
あなた
わ!大丈夫ですか?
朱蘭
朱蘭
え、えぇ大丈夫よ
えっと、それってすとぷり…?
あなた
あなた
じ、実は…
朱蘭
朱蘭
えー、だれだれ?教えてよ〜
朱蘭さんはニヤニヤしながら
耳を傾ける

朱蘭さんなら頼りがいがあるし
絶対に秘密にしてくれるだろうし
あなた
あなた
えっと…るぅとくんです…
朱蘭さんの耳元でコソコソと言う

改めて言うと何だか恥ずかしくなった
朱蘭
朱蘭
そうなのね、
んー…るぅとくんねぇ、あの子学校でも超モテるし女の子慣れもある程度してそうよね
あなた
あなた
るぅとくんモテるんですか!?やっぱりカッコイイし優しいですもんね…
朱蘭
朱蘭
あなたちゃんは…あの子のどこが好きなの?
あなた
あなた
ええっと…
今まで私に向けてくれたるぅとくんの
笑顔を思い出して自然と笑顔になる
あなた
あなた
…まずは、人をきちんと見てくれるところです
私ちぇぷりに入る時に、るぅとくんにだけ反対されたんです
歌を聴いてから考えさせてって
他の皆は、莉犬くんが認めたなら大丈夫でしょって感じだったんですけど…るぅとくんはちゃんと、私の歌を聴いて認めてくれたんです
朱蘭
朱蘭
…莉犬くんは?
あなた
あなた
え?
朱蘭
朱蘭
莉犬くんのこと、どう思ってるの?
あなた
あなた
…莉犬くんは、私の目標の先にいる人で、いつも導いてくれる憧れの人です
私はそれを追いかけてて、転んだりも迷子になったりもして

それに対してるぅとくんは、私の隣でいつも一緒にいてくれる人です
転んだら手を取ってくれて、2人で迷子にもなるけど、一緒に悩んで考えてくれるんです
あなた
あなた
どっちも私の大切な人です

ただ、向けてる感情が違うだけで
朱蘭
朱蘭
…そうなのね
朱蘭さんは瞳を閉じて
朱蘭
朱蘭
とりあえず、2人で出かけたらどうかしら?まずは映画とか…ね
あなた
あなた
な!なるほど!ありがとうございます!
ブーブーっと私の携帯がなって
確認すると母親からだった
あなた
あなた
すみません、私これで失礼します
朱蘭
朱蘭
また話聞かせてね
あなた
あなた
はい!こちらこそお願いします
朱蘭さんにぺこりと頭を下げてから
お店を後にした
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朱蘭
朱蘭
あなたちゃんはるぅとくんね…
あんなに瞳を輝かせているという事は
相当好きなのだろう
朱蘭
朱蘭
るぅとくん…あの子読めないのよね、もう少し年相応に分かりやすかったらいいのに
洗ったティーカップを拭きながら苦笑する
朱蘭
朱蘭
もちろん、あなたちゃんには幸せになってもらいたいわ
でもね…
棚に食器をしまってフッと息を吐く
朱蘭
朱蘭
…莉犬くんにも幸せになって、もらいたいのよ
皆の幸せを願うなんて、私って欲深いのかしら
誰かが幸せになったら
誰かが悲しんでしまう

そんな結末、見たくないの

出来れば、あなたちゃんも、
るぅとくんも、莉犬くんも


皆、幸せになる結末を望みたいものなの