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第85話

Dear. 2
箱を開けると…






















あなた
あなた
え、やぎろん…ちゃん…?
箱にギュウギュウに詰められたやぎろんの
ぬいぐるみが見えて
ころん
ころん
…あ、僕そーいややぎろん入れたわ
わこ
わこ
ばか
ばしっといい音を立ててわこちゃんが
ころんくんの頭を叩いた
ななもり
ななもり
と、いうわけでやぎろんは一旦置いといて…
ぬいぐるみをころんくんに手渡すと見えてきたのは
さとみ
さとみ
おお、手紙入ってんな
その手紙を見た瞬間、皆の中に思い出が蘇る
あなた
あなた
(ちょっとだけ色々思い出してきたかも…)
ななもり
ななもり
そんじゃあ手紙…これは莉犬くん!
莉犬
莉犬
お、ありがと!
次々になーくんは手紙の宛名を見ながら
皆に渡していく

どうしてか、私は1番最後で、
ななもり
ななもり
はい、最後あなたちゃんどーぞ!
あなた
あなた
ありがとう!
手紙を手に取ると、何だかずっしりと重く感じた
10年以上の重みなんだろうな










その後は、朱蘭さんのお店で少し話してから
お開きになった
あなた
あなた
なーに書いたんだろ…
自室で1人、手紙を手に取ったまま
ベッドに寝転がった私は呟いた

その時、コンコンとノックの音が聞こえた
るぅと
るぅと
あなた、入っても大丈夫?
あなた
あなた
うん、どーぞ
私が起き上がるのと同時に扉が開いた

るぅとくんの手にはやっぱり手紙が握ってあった
るぅと
るぅと
あなた手紙読んだ?
あなた
あなた
ううん、まだだよー
隣に座り始めるるぅとくんは私の手紙を見る
あなた
あなた
ねえ、るぅとくん。もしよかったらさ…
私は意を決して、口を開いたその時
るぅと
るぅと
一緒に読んでくれない?でしょ
私の言いたかった言葉をるぅとくんは
笑いながら被せてきた
あなた
あなた
うん…
でもどうして?と聞くと、るぅとくんは
自分の手紙に視線を向けた
るぅと
るぅと
僕も同じこと思ってたから。やっぱり10年以上も経った、しかも自分が子供の時の手紙ってなんというか読みづらいから…
本当に、言いたいことも思っていることも同じで
私はすっと息を吸った

子供の時の、キラキラした夢とか希望とか
叶えられなかったものとかがあるから、




特に私は、1度は夢を捨ててしまったから

どうしても過去の自分の手紙を読むのが
少しだけ怖いような気がした
あなた
あなた
(けど、そう思ってるのは私だけじゃない。るぅとくんも…きっと皆もそうなのかも)
私は瞬きをしてから、るぅとくんを見る
あなた
あなた
うん、一緒に読もう…!
その言葉に、るぅとくんは少しだけ
安心したような顔をする
るぅと
るぅと
よし、開こう
頷いてから、私は手紙の封を開けた

深呼吸をしてから中の手紙を取り出すと
4枚重なった手紙が出てきた
あなた
あなた
じゃあ…
その声が合図のように、私とるぅとくんは
手紙を表に返した
あなた
あなた
(自分の字だ…)
当たり前のことだけど、少し固まってから
私は手紙の字を読んでいった
























「拝啓 あなた様

手紙で1度は拝啓って使ってみたかったから書いてみました。
10年後の自分は今何をしていますか?
正直全く見当がつきません。
それに、自分に手紙を書くって難しいですね。
だから、覚えてないであろう10年前のことを思い出して欲しいと思います。

まずは、楽しかったカラオケ。」
あなた
あなた
(あ…)