第47話
第41話
窮屈なロッカーの中で身を縮こませて息を潜める
すぐにちぇぷりの皆が入ってきた
続いてすとぷりも入って来た
なーくんの一言で
全員がおつかれー!と声を合わせる
ステージで見たよりもずっと近い距離
皆大人っぽくなったなぁ…
その人の声で私は息を飲んだ
ずっと逢いたかった人
気持ちを伝えたかった人
諦めきれなかった、
今も昔もずっとずっと大好きな人
美里と約束した合言葉で、私は
ロッカーから出ようとした…が
ドンドンと音を立てて開けようとするも、開かない
そりゃ、突然ロッカーが音立てたら怖いよね…
しょうがないなぁ、と美里がため息をつく
それでも諦めずロッカーを開けようと
ドアに手を掛けている時
美里がロッカーのドアを開けた
その途端、ロッカーから地面めがけて
私の体が倒れていく
ドン!と鈍い音をたてながら頭を打つ
アニメだったら星マーク浮かんでるくらい痛い…
皆は不審そうにこちらを見ていた
そんな空気を変えようと、
美里は私に手を向けて元気に言った
なんで7年振りなのにこんなカッコ悪い登場なの…
恥ずかしさもありながら、私は立ち上がって
皆に顔を向けた
驚いた様子の皆に笑顔を向ける
ららちゃんが号泣しながら飛びついてくる
ぎゅっと抱き締められて、私まで泣きそうになる
涙を目にいっぱいためてるころんくんに皆が笑う
最後にるぅとくんを見る
こんなに身長伸びて、
こんなに顔も大人っぽくなったんだ…
昔から変わらない優しい笑顔で
るぅとくんは私を見た