第27話
第23話
今日は退院日!
あれから色んな人がお見舞いに来てくれて(><)
自分の不甲斐なさを改めて知った…
こんな事がないようにしなきゃ!
あの事があってから
るぅとくんとの距離が近くなった
沢山心配かけちゃったからなぁ
でもね、あれから、
莉犬くんにだけ会えてないんだ
少しだけ不安な気持ちが募る中
るぅとくんが病室に入ってきた
すぐに私の暗い顔がぱっと笑顔になる
さりげなく私の衣服とかが入った
重い荷物を持ってくれる
慌てて私が荷物の持ち手を握ろうとすると
頬をぷうっと膨らませて
るぅとくんが顔を近づける
近いって!るぅとくん!!
きっと学校とかでもモテるんだろうなぁ
カッコイイもん、
女の子慣れ絶対してそう!!
恥ずかしい…
それから私達は“Haide Away”へ
お茶をしに向かった
そっか、朱蘭さんはなーくんから聞いてたのか
ふふっ、とコーヒーカップを
拭きながら後ろに向かって朱蘭さんが言う
出てきなさいよ…?
すると、朱蘭さんの後ろからひょこりと
顔をのぞかせたのは──
…ん?今同時に言った?
少し微笑んだ莉犬くんに安心する
でもすぐに目を伏せてしまう
莉犬くんが勢いよく頭を下げる
朱蘭さんの声ではっと我に返る
そうだったんだ…
よかった、これでまた元通りだ
なんだか2人とも不敵な笑みを浮かべてる…!
万事解決…??