4時間目が終わりました。
高校生活初めての昼食ですね!
この学校には学食があるのでそこで食べよう……と思いましたが、初めての昼食でいきなり学食に行くのはちょっと抵抗があるので…
お弁当を作ってきました!
中学生のときもお弁当でしたが、
今日のお弁当はいつもより違います…。
いつもより好きな物を沢山入れたことですね!
はりきりました!
せっかく友達も出来たことだし、友達と食べたいです。
なつちゃんに声をかけてみ……………………
声をかける必要はなかったみたいですね。
食堂に行くのは控えたいし、ここはやっぱり教室ですかね。
まだあんまり、校舎の事も分かってないですし……。
私の前の席の人に確認をとってから、机を前と後ろでくっつけます。
なんかわくわくしますね。
あ、指田くんですね。
どうしたんでしょう?
指田くんがニコッと笑いました。
さすが、素敵な笑顔ですね。
じゃ、じゃなくて!
どうして私なんかと食べたいのでしょう…。
指田くんの周りにはいっぱい人がいるのに。
しょぼんとした顔をされると断れないのが私の癖なんですよね……。
ことわるつもりもないですけれども。
わー!
その笑顔は反則ですよ!
どおりで女の子が近寄るわけです。
これが天然たらし…というのでしょうか…。
いやいや、指田くんに失礼ですね。
やめましょう。
少し目線が刺さる気もしますが……
ご飯食べましょう…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。