自室にいたらなにやら物音がすると思い、私は部屋を出た。リビングを見るとーー。
血まみれの母と父。
私はすぐに駆け寄った。
その時母が言った言葉に私は驚いた。
「姉だから……白髪だから……放っておいて……ごめんね……責めて……ごめんね……何も出来なくてごめんね……。」
そう言って母は事切れた。そのあと妹の部屋に行くと妹は死んでいた。そしてーーー悪鬼滅殺と彫られた刀を持った1人の青年がいた。
隣にはパラパラと体が崩れていく人ではないものがいた。
見た所その青年が倒したっぽい。
そして私は鬼殺隊として生きる事を決意した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!