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第1話

Prolog


『ギャハハハッ』






耳に入ってくる声全てが私にとっては雑音で




『ほんまやって〜笑』

『おもろ過ぎやろぉ!笑』






何がおもろいんや。



私の心の中は誰よりも荒んでいる。







___雑音

_______雑音

___________雑音






品のない笑い声、内容の無い話、隙あらば自分語り










ずっと使い古してきたウォークマンを片手に

今は使われていない校舎の空き教室で

静かに音楽を聞く






(なまえ)
あなた
いい曲やな。





出した声はガサガサで女の子なのに

中性的な声。



よくこの変な声の事で揶揄カ ラ カわれたっけ。








(なまえ)
あなた
〜〜♪♪





新曲はあまりにも綺麗でつい鼻歌を歌ってしまった





_______ガラガラ





(なまえ)
あなた
ッッ!



驚いて空いた扉を振り向くと









同じクラスの……

















北信介
北信介
夢木さん、こんなとこで何してるん?



北信介だっ…



よりにもよって、なぜバレー部の主将なのっ




私はウォークマンを上に軽くあげて

北信介
北信介
??




全然伝わらんじゃんッ……!





イヤホンを片耳取って、北くんに見せる…






北信介
北信介
あぁ…





えっ!?な、なんで近づいてくるの?!






私の隣にスっと座り……


(なまえ)
あなた
(あかんっ、近いッッ)


私の手からイヤホンを取り





(なまえ)
あなた
ッ?!
 


耳につけたあああああ!!!!!!






北信介
北信介
夢木さんって喋れへんのよな?



しゃ、喋れますうう!!


北信介
北信介
音楽聞いて欲しかったんやな



ちゃいますううう!!!


音楽聴いてるよって教えたかっただけですうう!




北信介
北信介
ありがとさん。
でも、遅くならんうちに帰りや?



私の頭をポンポンとして教室から出て行った……























ドッドッドッ



心臓の音が止まらん……






(なまえ)
あなた
天然タラシ人間やッ…





稲荷崎で3年間過ごしてきたクセに初めて

北くんとこの時話しました。



いや、北くんが一方的にの間違いです。




















この声がいつか貴方に届きますように。






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