第275話

No.275
10,341
2020/12/22 13:41
通形ミリオ
わかるかな?そんな感じだから壁ひとつ抜けるにしても、片足以外発動。もう片方の足を解除して接地、そして残った足を発動させすり抜け。簡単な動きにもいくつか工程がいるんだよね








個性を使う時も、頭の中でどのように動けばいいのか。





それを常に考えていなければいけない、ってことになるのかな。







上鳴電気
急いでる時ほどミスるな、俺だったら
峰田実
おまけになにも感じなくなってるんじゃ動けねぇ...








私も絶対ミスる。





たぶん、動けなくなると思うから。







通形ミリオ
そう、案の定俺は遅れた。びりっけつまであっという間に落っこちた。服も落ちた。この個性で上にいくには遅れだけはとっちゃダメだった。予測!周囲よりも早く!時に欺く!なにもり予測が必要だった!そしてその予測を可能にするのは経験!経験則から予測をたてる!長くなったけれどこれが手合わせの理由!言葉よりも経験で伝えたかった!インターンにおいては我々はお客でなく、1人のサイドキック、プロとして扱われるんだよね。それはとても恐ろしいよ。プロの現場では時に人の死にも立ち会う。けれども怖い思いも辛い思いも、全てが学校じゃ手に入らない一線級の経験!俺はインターンで得た経験を力に変えてトップを掴んだ!ので!怖くてもやるべきことだと思うよ、1年生!








普通なら1分で終わる話をここまで壮大に広げてくれるなんて。





しかもわかりやすい。





でも、経験を力に、か...。





難しいな。







尾白猿尾
話し方もプロっぽい!
八百万百
1分で終わる話を、ここまでかけてくださるなんて








パチパチと拍手をしながら、みんなは口々にそれぞれの言葉を紡ぐ。







上鳴電気
お客か...確かに職場体験はそんな感じだった
耳郎響香
危ないことはさせないようにしてたよね
瀬呂範太
インターンはそうじゃないってことか
飯田天哉
仮免を取得した以上、現場に出ればプロと同等に扱われる
砂藤力道
覚悟しとかなきゃな
切島鋭児郎
上等だっての!
葉隠透
そうだよ!私たちプロになるために雄英に入ったんだから!
障子目蔵
そうだな
青山優雅
セラヴィ
常闇踏陰
上昇あるのみ
口田甲司
プルスウルトラ








やる気に満ちているみんなを、私と弟は少し離れたところから眺めていた。







轟焦凍
...仮免、早く取らねぇとな
あなた
うん...すぐに置いてかれちゃうね








みんなは仮免を取得して、次の道へと歩もうとしている。





私も早く仮免を取って、みんなに追いつかないと。







相澤消太
そろそろ戻るぞ!挨拶!








相澤先生に言われ、私たちは「ありがとうございました!」と3人に向かって挨拶をする。





私もこれからある仮免講習頑張って、早く仮免取らなくちゃね。

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