は?
渋々承諾すると、弟は嬉しそうに微笑んだ。
それから私の腕を引っ張って起き上がらせ、お互いに全裸の状態で向かい合う。
...恥ずかしすぎて無理。
弟は丁寧に説明しながら、私に自分の性器にゴムを付けさせる。
今までにないくらいの恥ずかしさで、私は真っ赤になる。
個性が使えないということがなければ、絶対に身体中から炎が噴き出していることだろう。
てか、こんな大きいのが自分の中に入るとか...。
その光景を想像してしまい、私はさらに顔を赤くする。
耳元で甘く囁かれ、思わず声が漏れる。
なんとか付け終わったあと、弟はすぐに私を再度押し倒す。
それから一度、私の額にキスを落とした。
気がつけば、無意識に従っていた。
弟はそう言って、私の頭を撫でてくる。
かと思えば、突然そんなことを言い出した。
驚いて頬を紅潮させる私になど構わず、弟はそう言って、私の秘部に舌を伸ばして舐め始めた。
べろべろと舐められる感覚に、身体が震える。
こ、こんなとこ舐めて、なんのメリットがあるのよ...。
そんなことを考えながら、襲ってくる快感に耐え続ける。
気持ちいいと考えてしまう自分に、嫌気がさす。
弟は私の秘部を舐めたり、時々吸ってきたりしてを繰り返してくる。
その度に気持ちよくて声が漏れるから、恥ずかしくてたまらない。
そう言うと、弟は舐めるのをやめて顔を上げる。
それからぐっ、と顔を近づけてきて、口を開いた。
その言葉を聞いて、私は目を見開いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。