ちゅ、ちゅ、とリップ音を響かせながら、弟は啄むようなキスを何度も繰り返してくる。
弟は私を安心させるためか、キスをしながら頭を撫でてくれる。
そう言われて口を開ければ、待ってましたとばかりに入ってくる熱い舌。
お互いの舌が絡む度にくちゅくちゅと卑猥な水音が響き、頭に霧がかかったようになる。
深いキスを繰り返しながら、弟は私の制服に手をかけた。
そのまましゅる、とネクタイを解かれ、シャツのボタンをプチプチと外し始める。
それからあっという間に制服を脱がせられたかと思うと、今度は下着に手をかけてきた。
思わず身体がびくりと跳ねる。
乱れた呼吸を整えながらそう言って、私は弟の首の後ろに腕を回す。
弟は私のブラのホックをぱちん、と外し、躊躇いなく脱がせる。
上半身は下着も全部脱がされて裸の状態の私。
熱っぽい視線に耐えきれなくなってそう言えば、弟は自分が着ている制服を脱ぎ始める。
シャツを脱いでから、腹筋など鍛え上げられた肉体があらわになり、私は思わず目をそらした。
急に言われたことに驚いて顔を向ければ、弟が私を見て優しい表情で微笑んでいた。
どう反応すればいいのかわからなくて、ただただ恥ずかしくて思わず顔を赤くする。
そう言うと、弟は私の胸に手を伸ばし、そっ、と触れる。
かと思えば、そのままやわやわと胸を揉んできた。
びくん、と身体が跳ねると同時に、自分のものとは思えない程高い声が出る。
慌てて声を抑えようと、口元を手で隠す。
が、
そう言われ、簡単に手を退かされた。
弟はしばらく右手で私の胸を揉んでいたかと思うと、今度はぺろ、と舐め始める。
きゅ、と突起を指で摘まれて声を漏らせば、弟は不敵に笑った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!