第268話

No.268
10,792
2020/12/20 14:05
相澤消太
全員席につけ








現在学校。





相澤先生の言葉で、みんなはガタガタと音をたてながら席につく。







相澤消太
おはよう。じゃあ緑谷も戻ったところで、本格的にインターンの話をしていこう。入っておいで








みんなは一斉にドアの方に目を向ける。





もちろん私もだ。





相澤先生の言葉に答えるようにして、ドアが開く。





そこから現れたのは、三人の雄英生。







相澤消太
職場体験とどういう違いがあるのか、直に経験している人間から話してもらおう。心して聞くように。現雄英生の中でもトップに君臨する三年生三名。通称"ビッグ3"の皆だ








ビッグ3...。





この人たちが、ここ雄英高校のトップクラス...!







瀬呂範太
雄英生のトップ...
切島鋭児郎
ビッグ3...
芦戸三奈
ビッグ3!
飯田天哉
栄えある雄英生の中の頂点...
八百万百
学校の中で、一番プロヒーローに近い存在...
耳郎響香
あの人たちが、的なことは聞いてたけど...
上鳴電気
めっちゃ綺麗な人いるし、そんな感じには見えねぇな








三人の先輩たちを前にして、みんなはそれぞれの言葉を口にする。





一番左にいる先輩、どこかで見たことある気がするんだよね。





どこだったかな...。







相澤消太
じゃ、手短に自己紹介よろしいか?まず天喰から








相澤先生の言葉に、天喰と呼ばれた先輩が顔を上げる。





天喰先輩が私たちを一瞥した瞬間、その迫力に全員が圧倒される。





なに、この目付き...。





これが雄英生のトップクラスなんだ。





なんて思っていると、突然天喰先輩は小刻みに震え出した。





え、なに?







天喰環
ダメだ。ミリオ、波動さん...じゃがいもだと思って臨んでも、頭部以外が人間のまま。依然人間にしか見えない。どうしたらいい...言葉が、出てこない








はい?







天喰環
頭が真っ白だ、辛い...帰りたい...!








天喰先輩はそう言って、くるりと後ろの壁の方に体を向けてしまった。





全員が「えぇ!?」と驚きの声をあげる。







尾白猿尾
あの、雄英ヒーロー科のトップですよね?








尾白くんがそう言いたくなるのもわかるよ。





というか、さっきまでの圧はいったいどこにいったんでしょ。





言っちゃ悪いけど、一気に弱々しくなっちゃってるよ。

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