第126話

No.126
16,061
2020/10/08 03:29
私たちは寮に入り、相澤先生から説明を受ける。







相澤消太
学生寮は1棟1クラス。右が女子、左が男子と分かれてる。ただし1階は、共同スペースだ。食堂や風呂、洗濯などはここで行う。








みんなは寮の中を見て、テンションが爆上がりだ。







葉隠透
おぉ〜!
瀬呂範太
中庭もあんじゃん!
芦戸三奈
広っ!綺麗!ソファー!
麗日お茶子
豪邸やないか〜...
飯田天哉
麗日くん!?








まあ、みんながはしゃぐのも無理はないよね。





確かに広いし、めちゃくちゃ綺麗だもん。







轟焦凍
思ってたよりずっと広いな
あなた
そうね。洋風っていうのも結構いいかも
轟焦凍
まあ、悪くはねえな








いつも和の雰囲気に囲まれて生活していたからね。





なんか新鮮。





でも、ちょっと落ち着かないような気がするけど。







相澤消太
部屋は2階から。1フロアに男女各4、5部屋の5階建て。1人ひと部屋。エアコン、トイレ、冷蔵庫にクローゼット付きの贅沢空間だ








めっちゃ贅沢じゃん。







緑谷出久
ベランダもある!すごい!








ベランダ...縁側と似たようなものかな。





よくわかんないけど、すごいことには変わりないんだろうな。







八百万百
我が家のクローゼットと同じくらいの広さですわね
麗日お茶子
豪邸やないかい!
飯田天哉
麗日くん!?








ヤオモモちゃんの家、どーなってんの。







あなた
そんなに広いの?
八百万百
ええ。もしよかったら、今度来てみます?
あなた
...機会があったら








ちょっと興味あるからね。







相澤消太
部屋割りはこちらで決めた通り。各自、事前に送ってもらった荷物が部屋に入ってるから、とりあえず今日は部屋作ってろ。明日また、今後の動きを説明する。以上、解散!








先生の言葉に、みんな揃って返事をする。





私の部屋は...5階か。





最上階なんだね。





女子で一緒なのは、ヤオモモちゃんと梅雨ちゃんか。







八百万百
あなたさん、蛙吹さん。一緒に行きませんか?
あなた
うん、行こっか
蛙吹梅雨
...
あなた
梅雨ちゃん?
蛙吹梅雨
!なんでもないわ。行きましょう








心做しか、梅雨ちゃんの様子が変なような気がした。





私の勘違いかな。







轟焦凍
あなた。何階だ?
あなた
私は5階。焦凍は?
轟焦凍
俺も5階だ。一緒だな







まじかよ。





弟も一緒なのか。





まあ、別に問題はないんだけどね。







轟焦凍
部屋どうすんのか、決めてんのか?
あなた
まあ、大体はね。多少は弄るつもり。あんたは決めたの?
轟焦凍
おう








変な部屋作らなきゃいいけど。







轟焦凍
じゃあ、またあとでな
あなた
うん








5階に着いたところで、弟やヤオモモちゃんたちと別れる。





そして、指摘された自分の部屋に入る。





さて、どうしようか。





正直フローリングが落ち着かないから、自分の家の部屋と同じ感じにしたいんだよね。





...ちょっとリフォームさせてもらおっかな。

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