第578話

No.573 ※性描写あり
19,405
2021/07/21 00:06
あなた
あぁ、っ!ん、んっ
轟焦凍
んっ、







声を上げて、身体をびくびくと跳ねらせる。





弟は指をどんどん奥まで挿れていき、バラバラに動かす。





指を動かす度にぐちゅ、と響く音が、私の鼓膜を振動させる。







あなた
んぁ、待っ、そこ、だめぇ...っ
轟焦凍
ここ?ここがいいのか?







弟はそう言って、私がダメだと言っているところに指を擦り付けてくる。





ぐちゅぐちゅと響いてくる音のせいで、私はなにも考えられなくなっていた。







あなた
あっ...んぁっ、
轟焦凍
やべぇな...すげぇ可愛い
あなた
ひゃあ、っ、んっ







弟はしばらくの間、自分の指を使って私の中を弄ぶ。





耐え続けているうちに、身体中が熱くなり、なにかが出ている感覚を感じた。







轟焦凍
垂れてきてるぞ。そんなにこれ、よかったか?







弟はそう言いながら、一旦指を抜いてそれを見せてくる。





その指には、私のものであろう粘着質のある例の液がたっぷりとついていて、糸を引いていた。





恥ずかしさのあまりかあっ、と顔が赤くなる。







轟焦凍
なあ、あなた
あなた
な、なに...っ!?







恥ずかしさを堪えながら答えようとすると、突然、私の秘部に硬くなったなにかが押し当てられた。





私は思わず、目を見開く。







轟焦凍
俺も結構限界なんだが...挿れていいか?
あなた
え、あ...っ







ぐりぐりと押し当てられたそれの感覚に、私は顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせることしかできない。





完全に勃起しているそれを私に押し付けながら、弟はフーッ、と荒い呼吸を繰り返す。







あなた
ま、待って...せめて、ゴム...
轟焦凍
!あ、あぁ、そうだな...







そう言ってから、気がついた。





そうだ、この部屋にはベッドしかない。





ゴムなんて、どこに...。





けど、このまま終わってほしくないと思う自分がいる。





続けてほしい、弟がほしいと願う自分が。





そんな自分に嫌気がさす。





けど、我慢できなかった。







轟焦凍
お、あったぞ。これだろ?
あなた
う、ん...。たぶん、それ







ゴムがなければやっちゃダメだと思う気持ちと、早く挿れてほしいという気持ちが葛藤していたが、弟がゴムを見つけてくれたおかげで葛藤する必要はなくなった。





弟はゴムの袋を口にくわえ、びりっ、と包装紙を破って中身を取り出す。





そしてそれを、なぜか私に差し出してきた。

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