第582話

No.577 ※性描写あり
17,692
2021/07/22 13:13
轟焦凍
っ、あんま締めんな、出ちまう...
あなた
んあ...っ、あ、っ
轟焦凍
ぐ...っ







弟の言葉に反応できなくて、私はただただ喘ぐばかり。





弟も声を漏らしながら、なにかに耐えるように歯を食いしばっている。





最初はゆっくりだったスピードが、徐々に速さを増していく。







轟焦凍
すげぇな、気持ちいい...
あなた
っ、んぅ
轟焦凍
悪ぃ、我慢できねえ
あなた
!?ん〜ッ、あぅ、あ...っ







お互いに少し慣れてきたところで、弟はそう言って腰を振るスピードを上げ、奥まで突いてくる。





私は思わずしがみつくようにして、弟の腰に自分の足を絡ませた。







轟焦凍
っ、痛くねぇか?
あなた
だ、いじょうぶ...ぅあ、っ







弟はそう言いながらも、腰を振るスピードは劣らない。





声が抑えられなくて、私は思わずすぐ側にあった枕を手に取り、顔を埋めた。







轟焦凍
おい、それ、退けろよ。お前の顔見れねえだろ
あなた
や、だ...っ
轟焦凍
俺に可愛い顔見せねえのは、だめ







そう言うと、弟は枕を掴み、そっ、と私から外す。





全身の力が抜けてしまった今、私には抵抗する気力なんてなかった。







轟焦凍
ッ、締めるの上手だな、いい子
あなた
っ、ふぅ、ん...







弟はそう言って私の頭を撫でてきたかと思うと、ちゅ、と唇にキスをする。





そして再び舌をねじこんできて、私の舌と絡ませてくる。







あなた
ま、待っ...い、イきそうだ、ってば...
轟焦凍
ん、イっていいぞ...







私だって純粋なわけじゃない。





性行為のことも、こういう言葉だって知っている。





この感覚は、知らなかったけれど。





弟は私の言葉を聞くと、腰を振るスピードをさらに速めてきた。







あなた
あぁ、っ、あ、っんん〜ッッ!
轟焦凍
は...っ、あなた...







ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響き、頭がふわふわとした感覚に襲われる。





そして次の瞬間、頭が真っ白になった。







あなた
〜〜ッッ!!







身体が今までにないくらい、びくびく、と跳ねる。





自分がイったことを自覚したのは、弟が私から出たものを見せつけてきたからだ。







あなた
はぁ...はぁ...っ
轟焦凍
大丈夫か?







つぅ、と流れた生理的な涙を、弟がそう言って再び拭ってくれる。





それから、ずいっ、と顔をこちらに近づけて、口を開いた。







轟焦凍
俺まだイってねぇから、付き合えるよな...?







慌ててこくこくと頷くと、弟は「いい子だ」と言って笑う。





それから再び、私の額にキスを落とした。

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