第581話

No.576 ※性描写あり
18,401
2021/07/22 10:38
轟焦凍
も、挿れるぞ。痛かったら言ってくれ
あなた
んんっ、やあ...っ







弟はそう言うと、私の足を広げてそこに身体を埋め合わせる。





それから自分の性器を、私の秘部へと押し当ててくる。







あなた
ひあ、あ...っ、
轟焦凍
う、ぐ...っ







それから、ゆっくりと私の中に挿入してくる。





今までにない感覚に、身体がぶるりと震える。







あなた
あ、っ、いたい、痛いよ...っ!ねぇ、焦凍、ってば
轟焦凍
わ、悪ぃ...







激痛を感じて思わず叫ぶと、弟はそう言って動くのをやめる。





それから、私の頬に流れている生理的な涙を拭った。







轟焦凍
続けるけど、いいか?
あなた
い、痛くしないで...
轟焦凍
っ、ちょっと難しいかもしれねえが、頑張る。ゆっくり挿れるから







そう言うと弟は、再びゆっくりと挿入してくる。





痛くしないでなんて言ったけど、無理な話だ。





誰だって初めてする時は痛い。





なのに弟は、文句のひとつも言わずに優しく「頑張る」と言ってくれた。





だったら、私も少しは耐えなきゃ。







あなた
んぁ、っ、あ、ん〜ッ
轟焦凍
あなた...
あなた
ん、っ!?んん、っ







弟は私の名前を呼ぶと、突然キスをしてくる。





そのまま舌をねじこまれ、強引に私の舌と絡んでくる。







あなた
んん、っ...ふぁ
轟焦凍
は...っ、んん、っ







貪るように舌を絡ませ、くちゅ、と水音をたててくる。





周りに誰もいないとはいえ、恥ずかしいことには変わりない。





と、弟は口を離し、私を見て微笑んだ。







轟焦凍
全部、挿入ったぞ
あなた
轟焦凍
ほら
あなた
み、見せなくていいからっ!!







一瞬だけ見えた光景に、私はまた顔を赤くする。





弟は嬉しそうに口角を上げると、私の頭を撫でた。







轟焦凍
なあ、動いていいか?
あなた
う、ん...







力なく頷く私を、弟はじっ、と見つめてくる。





それから、私の耳元に唇を寄せて囁いた。







轟焦凍
優しくするから。な?
あなた
!〜ッッ







弟はそう囁き、私の反応を見てクスリと笑う。





それから、ゆっくりと身体を動かし始めた。







あなた
ぅあ、〜ッ!!
轟焦凍
ん...っ
あなた
あぁっ、あ...っ、んん〜ッ!!







声が抑えられない。





再び生理的な涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。





私は思わず、弟の首に腕を回して抱きついた。

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