第38話

学校
2,392
2019/10/14 09:40
AM8:00、起床。

AM8:30、春樹や組員が集まり、みんなで朝ごはんを食べる。

AM9:00、春樹が玄関まで見送ってくれた。
その時、飴がたくさん入ってる袋を渡してくれて、中を見ると私の好きな飴ばかり入っていた。

AM10:00、学校へ到着。
松原 佑
松原 佑
(そういえば、金曜日に高嶺のジャギ中に飛び出したままだった…)
生徒
生徒
もう来ないかと思ったのに、また来てやがるぜ
生徒
生徒
高嶺先生の授業をサボっておいて、よく来れたな
生徒
生徒
ブスが佑美さんに心配かけんなよ
生徒
生徒
マジでキモいわーw
相変わらず、私に向けられる言葉は冷たい。
教室に入ると全員がクスクスと笑う。
原因は私の机の上に置いてある花瓶かびん
それには、菊の花が1輪いれられていた。
机は落書きだらけで何を書いてあるのかさえ、もう分からなくなっている。
松原 佑
松原 佑
(座るのに、花瓶が邪魔だけど…)
松原 佑
松原 佑
(花を捨てるのは可哀想だよね)
花にはなんの罪もない。
私は花瓶を持って、黒板の前にある先生の机に置いた。
生徒
生徒
高嶺先生の机に置きやがったぞ!?
生徒
生徒
アイツ殺されるんじゃね?
生徒
生徒
でも、私には関係ないし〜
生徒
生徒
確かに!
花瓶を前に置いただけで、騒いでうるさいな…
面倒くさい私は春樹から貰った飴を口に含み、机に伏せた。
机での寝心地は最悪だけど、他にすることがないから仕方がない。

私は、周りの気配に警戒けいかいしながら眠りについた。

















高嶺 純
高嶺 純
おい
松原 佑
松原 佑
(…ん、?うるさいな)
高嶺 純
高嶺 純
おい!
松原 佑
松原 佑
(…しつこい)
高嶺 純
高嶺 純
松原、いい加減起きろ!
ゆっくり顔を上げて、声を発している人物を見る。
いつ来たのか分からないが、顔を赤くしている高嶺が目の前に立っていた。
高嶺 純
高嶺 純
俺の授業は寝るなと何回も言ったはずだ
松原 佑
松原 佑
(面倒な奴に捕まったな…、)
高嶺 純
高嶺 純
お前らは大人しく自習しとけ
高嶺 純
高嶺 純
…松原、ついてこい
高嶺は私を睨みつけて、先に教室から出た。

プリ小説オーディオドラマ