第33話

春樹との出会い5
2,410
2019/09/22 10:03
次の日、目が覚めると春樹は部屋にいなかった。
私は春樹が帰ってこないうちに江原組を後にさした。



その数時間後、私は再び江原組に足を踏み入れた。
松原 佑
松原 佑
私……いや、俺を江原組の組員として働かせてください
当時の組長、つまり春樹の祖父に頭を下げてお願いした。

狂魔としての評判を買ってくれた組長は、私が男として江原組の組員になることを許してくれた。
初めは反対していた春樹だけど、私の意思は変わらなかった。

私が組員になり3ヶ月後。
雑用や仕事に慣れ、余裕が出てきて、
春樹も私が組員として働くことを渋々しぶしぶだけど認めてくれた。




春樹はいつもそうやって、最終的には私の意思を尊重したりしてくれる。
そんな春樹のことを好きになるのに
時間はかからなかった。

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