第46話

覚悟を決めて
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2019/11/25 10:10
白銀の倉庫まで航のバイクに乗せてもらうことになった。

私を後ろに乗せるからと、凄く安全運転をしてくれるのはありがたい。
だけど、あまりにも遅すぎて後ろに渋滞じゅうたいができて、かなり恥ずかしかった。

私は心に決めた。
二度と、航の運転するバイクの後ろには乗らないと。
白銀の倉庫は中々大きく、手入れもしてあり綺麗きれいだった。

外にはたくさんのバイクが並んでいる。

入口には見張り役の男が2人いる。
2人は私に気づくと軽蔑けいべつしたような目で見てきた。
横山 航
横山 航
ご苦労さーん
航が顔に笑みを貼りつけて、見張り役に手を振る。
すると、男たちはうれしそうに姿勢しせいを正して綺麗きれい
辞儀じぎをした。
白銀(下っ端)
航さん、こんにちは!
白銀(下っ端)
お疲れ様ッス!
白銀(下っ端)
航さん!!(*´ω`*)
白銀(下っ端)
こんにちはッス!
倉庫に入ると、航に気づいたら下っ端が元気に挨拶あいさつする。

これを見ただけで、航がみんなから好かれているのが分かった。
横山 航
横山 航
おうおう、元気いいじゃねぇーの
返事をしながらも航は歩みを止めず、奥に見える幹部部屋へぬかう。
白銀(下っ端)
……おい、アイツw
白銀(下っ端)
うわ、航さんに捕まったんだ
白銀(下っ端)
ざまーみろ
航の後ろに隠れていた私にやっと気がついた下っ端が騒ぎ始めた。
隠れているとはいえ、気づくのが遅い。

こんな至近距離しきんきょりにならないと気づかないなんて白銀は大丈夫なのか。
松原 佑
松原 佑
(…簡単に侵入できるじゃん)
横山 航
横山 航
佑、入るぞ
松原 佑
松原 佑
私だけに聞こえる声で伝えてきた。

幹部部屋のドアに手をかけている航の表情が少し硬い。
安心させるように私が微笑ほほえんでみせると、航はいつもの緩い笑みを浮かべた。


松原 佑
松原 佑
(さて、演技を始めようか…)






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作者ʕ•ᴥ•ʔ
作者ʕ•ᴥ•ʔ
企画中なのに、投稿サボってすんません
作者ʕ•ᴥ•ʔ
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今日、もう1つ投稿します( ˙꒳​˙  )

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