◾️放課後◾️
ノート運ばないといけないの忘れてた!
みんな、待ってくれてるし、急がなきゃ。
廊下って、走っちゃいけないよね?
でも僕は悪い子だから走ります!!爆走!
タッタッタッタッ
ドンッ
僕人見知りするタイプなんだよ、この状況辛ぇ。
この日のクレープ、めっちゃうまかった!
人のお金で食べるクレープだからかな殴
_________________次の日_________________
下駄箱にて
あなたside
下駄箱を開けると辺りに漂う、異臭。
靴の周りには大量の生ゴミ。
くっさぁ。絶対昨日の奴らじゃん。
ゆペと、目があったような気がしたけど
多分、気づかれてはない、はず。
臭い靴なんて履きたくなかったから
裸足で教室に向かう。
きゃぁぁぁ!
廊下から女子の叫び声がする
"あんたもわかんないの?"
"1人だけ女の子だってこと"
"正直、邪魔なんだよね"
頭の中にフラッシュバックする言葉達。
沈黙が続く。
(classmate)うわー、まじかよ流石にそれはキモくね。
(C)皆に心配されたいからってやる事じゃないよね。
(C)キッモw あいつ孤立確定だな。
(C)自作自演とか早く氏ねばいいのに。
(C)てか生ゴミ集めてるとこ想像したら笑えるw
…あー。うるさいうるさい。
筆箱からカッターを取り出す。
右耳からは血がポタポタと溢れ出て
やがて服に川のようなシミができる
「誰かの陰口が痛くて僕は僕は耳を塞いだ。」
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長くなってしまった💦
飽きずに読んでいただけると嬉しいです😍
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。