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2020/12/28

第4話

本当の僕は…
あー…これで良かったんだ。
小さい頃から何回も競争してきた坂を
ひとりぼっちで下る。
1人で歩くの初めてだなぁ。


こんなに長い坂だったっけ。
コンクリート、こんなに寂しそうな色してたっけ。
あなた
うっ…グスッ、ヒグッ
泣きたくないのに。
溢れ出る思い出と涙は止まることを知らない。
耳の血ですら、病院へ搬送されたら止まったのに。
それだけ、皆との時間は楽しかったんだ。
皆との生活に戻りたい。


……自分から嘘ついて抜けたくせに?
あなた
…はぁ。
本当の僕の、汚い心に憂鬱になる。
結局、耳は聞こえにくくなってしまった。
治っても完璧に聴こえるようになる事はないらしい。
ま、これで良かったのかもしれない。
鬱陶しい陰口が聞こえにくくなったから。
ゆぺ
ゆぺ
まって。
突然、腕を引っ張られる
あなた
!?ゆぺくっ…ど、どうしたんですか。
ゆぺ
ゆぺ
あなた、この長い付き合いの中で
俺らに何かずっと隠してるでしょ。
あなた
そ、んなわけないじゃん。
さっきのも、自作自演なの。
あなた
ほっといt…
ゆぺ
ゆぺ
いや、絶対に何か隠してる。
ゆぺ
ゆぺ
ずっと一緒にいたなら、俺に嘘は
通用しないってわかってるでしょ?
ゆぺくんは私の両手首を掴み、壁に押し付ける。
ゆぺ
ゆぺ
言うまで離さないから。
あなた
…い、いやぁぁぁ!!
ゆぺ
ゆぺ
…!?
あなた
やめっ、やめてっ!汗
ゆぺくんが驚いて腕の力が弱まる
あなた
っ、はぁ、っはぁっ。
ゆぺ
ゆぺ
…っ、ごめん。乱暴しすぎた、
あなた
う、うん、だい、じょー、ぶ
あなた
……わかった。ゆぺくんには、話すよ。
  聞いても、いい気は、しないよ?
ゆぺ
ゆぺ
…うん、き、かせて?
あなた
僕、、ね?小さい頃、お父さんにレイプされてたの…。
ゆぺ
ゆぺ
っ…え?
あなた
初めてされたのは、確か…小学生で一緒にお風呂に入ってた時、かな。
あなた
その時の僕はそれが何かなんて
わからなかったから。
あなた
ただ、お父さんの指示に従った。
あなた
小学6年間はずっとそんな感じだった、
あなた
それから、中学生になって。
あなた
性について知った。
あなた
お父さんが憎くて憎くて仕方がなかった
あなた
僕だけ、みんなと性別が違うことを
気にしだしたのもそれのせい。
ゆぺ
ゆぺ
いつの間にか、一人称、僕 に変わってたもんね。
ゆぺ
ゆぺ
…俺たちにとっては、「いつの間にか」でも、あなたにとってはものすごく辛い時期での変化だったんだね、。
あなた
…うん。
あなた
お父さんが無理矢理シてきてた時、あぁ
やって壁に腕を押さえつけられてたの。
あなた
それが、トラウマで…つい大声出しちゃった。ごめんね?
ゆぺ
ゆぺ
それは…
そりゃみんなには言えないよね…
あなた
私、みんなのこと大好きだからさ…みんなにこのことを相談して嫌われることが
…怖かったんだ。
「本当の僕は汚くってきっとみんな僕を嫌うから」
あなた
だから、相談しなかった。
あなた
ゆぺくん達が知ってる僕は、偽った
綺麗な方の僕だったんだ。
「本当の僕は隠しちゃって」



「綺麗なとこだけ見せてたんだ」
あなた
もう、いいかな?
僕は、帰るね。