第20話

マフィン×川村壱馬
2,519
2022/03/21 12:07
作ったお菓子をラッピングしていると、後ろから声をかけられる。
壱馬
壱馬
何してるん?
(なまえ)
あなた
え?
壱馬
壱馬
それ、、誰の?
(なまえ)
あなた
あ、えっと、、お世話になってた先輩に渡そうと思ってて。
壱馬
壱馬
ふーん、、
(なまえ)
あなた
どうかした?
壱馬
壱馬
俺のはないの?
(なまえ)
あなた
え?
壱馬
壱馬
俺のは作ってないの?
寂しそうな目で覗き込む彼。
壱馬
壱馬
何も残ってないの?
(なまえ)
あなた
もしかして食べたかったの?
壱馬
壱馬
、、うん
(なまえ)
あなた
え、でもっ、壱馬最近甘いの控えてるって言ってたから、、
壱馬
壱馬
あなたのは特別やから、、
明らかに落ち込んでいた彼の姿を見て、申し訳なく思う。
壱馬
壱馬
ほんまに食べたかったんやけどな、、
(なまえ)
あなた
、、一応あるよ
壱馬
壱馬
えっ!ほんまっ!?
急に明るい声で嬉しそうにする壱馬。

でも、残っていたのは不恰好のマフィンばかり。
(なまえ)
あなた
ごめん、こんなのしか残ってなくて、、
壱馬
壱馬
、、、
(なまえ)
あなた
やっぱりやめよ?お腹痛くなるの嫌だしっ
壱馬
壱馬
やだ、、食べるっ
(なまえ)
あなた
でもっ
止めても一口食べてしまう壱馬。
(なまえ)
あなた
あ、、
壱馬
壱馬
これ美味いやん
(なまえ)
あなた
ほんと?
壱馬
壱馬
うん、本当。でも、、
(なまえ)
あなた
ん?
壱馬
壱馬
やっぱりこっちの方がええな笑
頭を引き寄せられ、ちゅっ、、っと音を立てて唇が重なり合う。

いつもより、彼とのキスが甘く感じるのはチョコのせい?
壱馬
壱馬
ん?どうかした?
(なまえ)
あなた
壱馬、甘いから//
壱馬
壱馬
これ、、食べたからやろ笑
お互い目が合うと笑い合い、優しく抱きしめられる。

ゆっくり温かい時間が流れる。
壱馬
壱馬
なぁ、、
(なまえ)
あなた
ん?
壱馬
壱馬
さっきの美味しかったんやけどさ、、
(なまえ)
あなた
うん、、
壱馬
壱馬
次は俺のために作ってくれへん?
(なまえ)
あなた
え?
壱馬
壱馬
あまりものやなくて、ちゃんと俺だけのためだけがええねん
(なまえ)
あなた
わかった笑その時はもっと美味しいの作れるように準備する笑
壱馬
壱馬
お願いします!
もう一つ食べるって、あとひとつ残っていたマフィンを食べる彼。

美味しそうに食べてくれた彼の口元にはチョコが少し付いていた。
(なまえ)
あなた
笑笑
壱馬
壱馬
何やねん
(なまえ)
あなた
付いてるよ笑
壱馬
壱馬
えっどこ?
一生懸命取ろうとしてるけど、全然違う場所で。

その姿が可愛らしくて、、。

ペロっと口元に付いていたチョコを取ると顔を赤らめる彼。
壱馬
壱馬
な、何すんねん//
(なまえ)
あなた
取っただけ笑
壱馬
壱馬
お前っ//
(なまえ)
あなた
たまにはこういうのもアリかなって笑嫌だった?
壱馬
壱馬
嫌では、、なかったけどっ//
(なまえ)
あなた
慣れないことするから、私もドキドキしちゃった笑笑//
壱馬
壱馬
なぁもう一回、、して?
(なまえ)
あなた
えっ?
壱馬
壱馬
あなた からもう一回して?
(なまえ)
あなた
えっ、、もうしないよっ//
壱馬
壱馬
ええやろ、。早く
物欲しそうに見つめられたら何も言えない。

さっきは勢いでやったけど、改めてやるとなると恥ずかしい。

でも、彼の両頬に手を添えて軽くキスをする。
(なまえ)
あなた
どう、、でしょう//?
壱馬
壱馬
悪くないんやけど笑でも、もっとほしいかな笑笑
(なまえ)
あなた
え、、んっ?
彼から何度もキスをされ、結局主導権を握られる。

こうやって彼の愛がしっかり伝わるからそれはそれで悪くはない。
壱馬
壱馬
あなた、。好きやで

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