あなたside
今日は私が日本へ出発する日
ママとパパは仕事があるから日本には行けない
最初から分かってたけどやっぱり寂しくて
飛行機に搭乗する時間になっても涙は止まらなかった
パパ「ほら、もう時間だよ」
『うん………((グスッ』
ママ「大丈夫、あなたなら出来るわ」
パパ「ママとパパがあなたのファン1号だからなっ」
『…………うん、頑張るね!((ニコッ』
ママ「やっぱりあなたには笑顔が似合うわね」
パパ「ああ、あなたの笑顔はみんなを幸せにできる」
『ママ、パパ、ありがとう。いってきます…っ!』
涙を拭って飛行機の搭乗口へと向かう
私はママとパパが見えなくなるまで
"いってきます"と"ありがとう"の気持ちを込めて
何回も振り返って何回も大きく手を振った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。