私が動揺しつつも近くのソファに座ると、るぅとが「あ!」となにかを思い出したふうになった。
お、お仕置タイム?
頭にハテナが浮かびまくっているが、ほかの人たちは我関せずとテキパキ動き回っている。なぜか猿轡を噛むように言われ、仕方なく噛んだ。そして腕を後ろで束ねて縛られてしまった。
すると急に目の前に人間の城の様子が移された。そこには祖父の大臣と大嫌いな姫、マイペースな王様が映っている。
私の頭を自分に引き寄せてニヤッと笑う。誤解ですって言ったのに…!!
魔王様、マジで笑ってます。
演技抜きで可笑しくなっちゃったんでしょうね。
こうしてお仕置タイムは終わる。
私は呆れて皆を見た。でもなんだかんだでまぁいろいろあって…私は無事に敵地で過ごしている。といっても、もう私の心のどこかでは彼らを敵として見ていないらしく、ピリピリした緊張感はなかった。
私は勇者だ。
小さき頃から武術と知識と品は教えこまれている。本はある程度読めるはずだ。
バチバチと火花が散る。
ど、どっちと行こうかな…
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おはこんにちばんわ、霧矢です!
更新できていなくてすみませんでした…更新できていない間もコメントをくださる方がいらっしゃって、とても心が温かくなりました。ありがとうございます。
それでですね!この回の続きの展開は読者様に決めてもらおうと思うのです。さとみくんか莉犬くんか教えてください。ついでに感想も頂けると嬉しいです。
あ、ちなみに両方っていう欲張りな回答もOKです←
それじゃ、ばいっ★☆★
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。